「説明を聞いても頭に入ってこない」「勉強しても覚えられない」「考えようとしてもまとまらない」。
集中できないときには、
文章を読む
↓
内容が残らない
↓
もう一度読む
↓
また忘れる
ということがあります。
人の話を聞いていても、
途中で別のことを考える
↓
話の内容が分からなくなる
ということもあるでしょう。
そんなときは、
もっと集中して覚えないと
と一度に多くの情報を処理しようとするのではなく、
情報を小さくする
聞いたこと・読んだことを外へ出す
短い時間で区切る
といった方法を試してみましょう。
この記事では、集中できず頭に入らない、覚えられない、考えがまとまらない、すぐ忘れるときに確認したいことと対処法を紹介します。
集中できないと頭に入ってこないことがある
文章や説明を理解するには、まず内容へ注意を向ける必要があります。
その途中で、
スマホが気になる
別のことを考える
眠くなる
などがあると、読んだり聞いたりした内容が残りにくく感じることがあります。
そのため、
自分は記憶力がない
とすぐに決めるのではなく、
そもそも内容へ注意を向けられていたか
を確認してみましょう。
「覚えられない」と「集中できない」を分けて考える
勉強した内容を覚えられないと、
記憶力が落ちた
と思うことがあります。
しかし、
読みながら別のことを考えていた
何度もスマホを見ていた
眠い状態で勉強していた
のであれば、情報を十分に確認できていなかった可能性もあります。
まず、
内容を理解できたか
↓
そのあと覚えられたか
を分けて考えてみましょう。
一度に覚えようとする量を減らす
覚えられないときに、
英単語100個
資料20ページ
説明全部
を一度に頭へ入れようとすると、大きく感じることがあります。
例えば、
英単語20個
資料2ページ
説明のポイント3つ
など、小さくします。
一度に扱う情報を減らし、一つずつ確認してみましょう。
読んだあとに一言だけ確認する
文章を読んでも頭に残らない場合は、一区切りしたあとに、
何が書いてあった?
と確認してみましょう。
例えば、
この段落は○○について
程度で構いません。
内容をそのまま暗記するのではなく、
自分が何を読んだのか
を一度外へ出します。
人の話が頭に入らない場合
会議や授業、会話などで、
話を聞いているはずなのに途中から分からなくなる
ことがあります。
その場合は、
全部覚えておこう
とするのではなく、重要なところを簡単にメモする方法があります。
例えば、
期限:金曜日
自分の担当:資料作成
などです。
話のすべてを書き取る必要はありません。
あとで必要になる情報を中心に残します。
話を聞きながら別のことをしない
会話や会議中に、
メールを見る
別の資料を作る
スマホを見る
などをしていると、話の一部を聞き逃す場合があります。
可能であれば、
話を聞く時間
と
別の作業をする時間
を分けてみましょう。
聞き終わったあとに必要な作業へ戻ります。
分からなくなったら確認する
人の話を途中で聞き逃したとき、
たぶんこういう意味だろう
と進めると、その後も内容が分からなくなることがあります。
必要なら、
○○という理解で合っていますか
と確認する方法があります。
授業なら、あとでノートや教材を確認することもできます。
分からないまま情報を増やし続けないようにします。
考えがまとまらないときは頭の中だけで考えない
何かを考えようとして、
Aもある
Bもある
でもCも気になる
と頭の中で行き来することがあります。
そんなときは、一度書き出してみましょう。
例えば、
- 今分かっていること
- 分からないこと
- 決める必要があること
- 次にすること
という形です。
頭の中だけで整理しようとせず、外へ出して並べます。
箇条書きから考える
文章を作ろうとして考えがまとまらない場合は、最初から完成した文章を書かなくても構いません。
例えば、
結論
理由
具体例
と箇条書きにします。
そのあと、必要なら文章へ変えます。
考えることと、きれいな文章へすることを同時に行わないようにします。
「考えられない」ときは問題を小さくする
大きな問いをそのまま考えると、何から始めればいいか分からないことがあります。
例えば、
この企画をどうする?
ではなく、
目的は何か
誰が使うのか
今決めることは何か
に分けます。
勉強でも、
この問題が分からない
ではなく、
どの式を使うところで止まっているか
まで小さくします。
すぐ忘れるなら覚え続けようとしない
仕事中に、
あとでメールする
この数字を覚えておく
など、複数のことを頭の中へ置いておこうとすることがあります。
そのたびに、
忘れないようにしないと
と考えると、目の前の作業へ集中しにくくなる場合があります。
あとで必要なものは、
メモ
タスクリスト
カレンダー
などへ残してみましょう。
覚えておく必要のある情報を減らします。
メモを増やしすぎない
一方で、何でもメモすると、
どこに書いたか分からない
状態になることがあります。
仕事なら仕事用のメモ。
勉強なら勉強ノート。
というように、あとで確認する場所をある程度決めておきましょう。
メモすること自体より、
必要なときに見つけられること
が大切です。
物忘れが気になる場合は状況を確認する
「忘れっぽい」と感じても、
約束そのものを忘れる
のか、
作業中に思いついたことを忘れる
のか、
読んだ内容を覚えていない
のかでは状況が違います。
例えば、
スマホを見ながら話を聞いていた
のであれば、最初から内容へ十分注意を向けられていなかった可能性があります。
どんな場面で忘れやすいのかを確認してみましょう。
疲れていると頭に入りにくく感じる場合
朝から仕事や勉強をしていると、
夕方になると説明が頭へ入らない
と感じることがあります。
そんなときは、可能であれば、
難しい内容を読む
重要な判断をする
といった作業を比較的集中しやすい時間へ移す方法があります。
疲れている時間には、整理や確認などへ切り替える方法もあります。
睡眠不足がないか確認する
集中できない、覚えにくいと感じる場合は、最近の睡眠についても確認してみましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠不足は日中の眠気や疲労だけでなく、注意力や判断力などの低下と関連するとされています。
また、厚生労働省の睡眠に関する資料では、睡眠不足によって記憶力・学習力が低下することも示されています。
最近、
睡眠時間が短くなっていないか
日中に強い眠気がないか
などを振り返ってみましょう。
眠い状態で覚えようとしない
眠気が強い状態で、
あと50個覚えないと
と暗記を続けても、なかなか進まない場合があります。
休憩できる状況なら、一度作業から離れることも考えましょう。
勉強なら、新しい内容ではなく復習へ変える方法もあります。
眠気を集中力だけで乗り切ろうとしないことが大切です。
スマホを見ながら覚えようとしない
暗記や読書をしている途中で、
通知を見る
↓
SNSを見る
↓
また暗記する
という状態になると、学習が細切れになります。
短い時間だけでも、
スマホを机から離す
など、覚えることへ意識を向ける時間を作ってみましょう。
まず10分だけ一つのことをする
頭に入ってこないときに、
これから2時間勉強する
と考える必要はありません。
例えば、
10分だけ資料を読む
10分だけ英単語を確認する
と決めます。
その10分は、ほかのことへ移らず一つの作業だけをします。
25分で区切る
もう少し作業できそうなら、
25分集中
↓
5分休憩
というように時間を区切る方法があります。
例えば、
25分:資料を読む
↓
5分:休憩
↓
25分:内容を整理する
という形です。
読む時間と整理する時間を分けても構いません。
25分が長ければ短くする
内容が頭へ入らない状態では、25分でも長く感じることがあります。
その場合は、
5分
10分
15分
などへ短くしてみましょう。
タイマーの目的は、
25分間絶対に覚えること
ではなく、
一つの情報へ注意を向ける時間を作ること
です。
インプットとアウトプットを分ける
覚えようとして同じ文章を何度も読むだけでは、集中が切れることがあります。
例えば、
10分読む
↓
本を閉じる
↓
覚えていることを書く
という方法があります。
勉強なら、
教科書を読む
↓
問題を解く
という形です。
情報を見るだけでなく、自分で思い出す時間を分けてみましょう。
すべてを一度で覚えようとしない
一回読んだだけで、
全部覚えないと
と考える必要はありません。
必要な内容なら、
一度読む
↓
あとで確認する
↓
もう一度思い出す
というように、複数回触れる方法があります。
一回の集中時間ですべてを記憶しようとしないようにしましょう。
話を聞くときはポイントを探す
説明が長い場合、
全部覚えよう
とすると途中で分からなくなることがあります。
例えば、
結論は何か
自分がすることは何か
期限はいつか
など、必要なポイントを探しながら聞きます。
会議なら、
決定事項
担当
期限
を中心に残す方法もあります。
会議後すぐに一言整理する
話を聞いた直後は覚えていても、別の仕事を始めると忘れることがあります。
会議や説明が終わったら、
自分が次にすること
を一言残してみましょう。
例えば、
金曜までに資料修正
です。
長い議事録を作らなくても、次の行動だけ残しておくことで抜けを減らせます。
勉強で覚えられない場合
勉強なら、
読むだけ
ではなく、
問題を解く
声に出す
何も見ずに思い出す
など、覚えた内容を確認する方法があります。
例えば英単語なら、
20個見る
↓
隠して意味を思い出す
という形です。
何度読んだかだけではなく、実際に思い出せるか確認してみましょう。
仕事で考えがまとまらない場合
仕事で、
資料の構成が決まらない
説明がまとまらない
場合は、
完成した資料を作る
ことから始めず、必要な情報を並べます。
例えば、
目的
現状
問題
対応案
というように項目を作ります。
内容を埋めてから、順番を整えます。
頭の中のタスクを減らす
考えがまとまらないときに、
今日する仕事
明日の予定
メール
など、複数のことを同時に覚えている場合があります。
一度タスクを外へ書き出し、
今すること
を一つ選びます。
頭の中で複数の予定を管理しながら考え続けないようにします。
集中できないことと物忘れをすべて同じにしない
物忘れにはさまざまな状況があります。
単に集中できず情報を十分に確認できていなかった場合もあれば、集中方法だけでは説明できない場合もあります。
この記事だけで原因を特定することはできません。
特に、
最近急に物忘れが増えた
日常生活に影響するほど忘れる
普段できていたことが難しくなった
など、気になる変化がある場合は、単なる集中力の問題と決めつけず、医療機関などへ相談することも検討してください。
強い眠気が続いている場合
十分に睡眠時間を確保しているつもりでも、
日中に強い眠気がある
集中できず仕事や学業へ支障が出ている
場合は、睡眠不足だけとは限りません。
厚生労働省のe-ヘルスネットでも、強い昼間の眠気について、睡眠不足以外の睡眠・覚醒障害などにも注意するよう案内しています。
そのような状態が続く場合は、集中方法だけで無理に対応し続けないようにしましょう。
頭がぼんやりする感覚が強い場合は、頭がぼーっとして集中できないときの対処法も参考にしてください。
Pomolikaで情報を小さく区切る
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
内容が頭に入らない、覚えられないときは、
25分で大量に覚える
ためではなく、
一つの内容へ注意を向ける時間を作る
ために使う方法があります。
例えば、
覚える範囲を20個に決める
↓
Pomolikaを10分に設定する
↓
10分だけ確認する
↓
タイマーが鳴ったら何も見ずに思い出す
という使い方です。
仕事なら、
10分:資料を読む
↓
5分:要点を書く
というように、インプットと整理を分けても構いません。
25分が長ければ10分や15分でも問題ありません。
一度にすべて覚えようとせず、
次の小さな情報だけ
へ意識を向けてみましょう。
まとめ
集中できず頭に入らない、覚えられない、考えがまとまらない、すぐ忘れるときは、一度に多くの情報を処理しようとしないことがポイントです。
例えば、
- 一度に覚える量を小さくする
- 読んだあとに一言だけ確認する
- 人の話では重要なポイントをメモする
- 考えがまとまらないなら書き出す
- 箇条書きから整理する
- 覚えておくことをメモやタスクリストへ移す
- 睡眠不足や疲れがないか確認する
- 10分や25分など短い時間へ区切る
- 読むだけでなく思い出す時間を作る
- 物忘れが急に増えたなど気になる変化があれば相談を検討する
といった方法があります。
覚えられないときに、
もっと集中して全部覚えよう
とする必要はありません。
まず情報を小さくする。
一つ確認する。
そして、自分の言葉で一度外へ出す。
頭の中だけで情報を抱え続けず、小さな単位で理解と記憶を進めてみましょう。