「一人だとなぜか集中できない」「家で一人で勉強しようとすると、すぐ別のことをしてしまう」。
周りに人がいない静かな環境なら集中できそうですが、実際には一人になるとかえって仕事や勉強が進まないことがあります。
誰にも見られていないためスマホを触ってしまったり、休憩が長くなったり、作業を始めるきっかけを作れなかったりすることもあるでしょう。
そんなときは、一人でも集中できるように気合いを入れるのではなく、作業を始めやすくする仕組みを作る方法があります。
この記事では、一人だと集中できないときに考えられる原因と、仕事や勉強を進めるための工夫を紹介します。
一人だと集中できないことはある
集中するためには、一人になったほうがいいと思うかもしれません。
確かに、人の話し声や周囲の動きが気になる場合は、一人の環境が作業しやすいことがあります。
一方で、一人になることで、
- スマホを自由に触れる
- 動画やSNSを見てしまう
- 休憩が長くなる
- 作業開始を先延ばしする
- 別のことを始める
- いつ作業を終えるか決めなくなる
といったことも起こります。
一人であること自体が問題というより、仕事や勉強を始めるきっかけや区切りが少なくなることが、集中しにくさにつながる場合があります。
誰にも見られていないと脱線しやすい
職場や学校では、周囲に仕事や勉強をしている人がいます。
一方、自宅で一人になると、
少しだけスマホを見よう
↓
SNSを確認する
↓
動画を見る
↓
気づいたら時間が経っている
ということもあります。
誰かに監視してもらう必要はありませんが、一人のときほど自分で作業時間を区切ることが重要になります。
作業を始めるきっかけがない
一人で集中できない場合、集中力ではなく「始めること」でつまずいている場合があります。
例えば、自宅で勉強しようと思っていても、
あとで始めよう
もう少し休んでからにしよう
と先延ばししているうちに時間が経ってしまいます。
そんなときは、
19時になったら勉強する
よりも、
19時になったら机に座って15分だけ問題を解く
というように、最初にする行動まで決めてみましょう。
一人だと時間の区切りがなくなる
職場や学校には、ある程度決まった時間があります。
始業時間や授業時間、昼休みなどがあるため、それ自体が一日の区切りになります。
一人で仕事や勉強をすると、その区切りを自分で作らなければなりません。
例えば、
午前中に勉強する
だけでは、いつ始めていつ休むのかが曖昧です。
そこで、
9:00〜9:25:問題を解く
↓
9:25〜9:30:休憩
↓
9:30〜9:55:答え合わせ
というように、作業時間を具体的に決めます。
一人のときほど「いつまでやるか」を決めておくと、取り掛かりやすくなります。
スマホを手の届かない場所へ置く
一人で作業するときに脱線しやすいものの一つがスマホです。
机の上にスマホがあると、
通知が来ていないか確認する
少しSNSを見る
検索する
など、簡単に別の行動へ移れます。
集中する時間だけでも、
- スマホを別の場所へ置く
- 不要な通知を切る
- SNSを閉じる
- 作業に必要のないアプリを閉じる
などを試してみましょう。
スマホを触らないように我慢するより、最初から触りにくい状態にする方法があります。
やることを一つだけ決める
一人で作業していると、自分で次にすることを判断し続ける必要があります。
「今日は勉強する」だけでは、
何を勉強しよう
どこから始めよう
と考えるところから始まります。
そこで、
問題集を5ページ進める
資料の見出しを書く
メールを3件返信する
など、最初にすることを一つ決めます。
作業を始めるときの迷いを減らすことで、一人でも取り掛かりやすくなります。
長時間集中しようとしない
一人で時間を自由に使えると、
今日は3時間勉強しよう
午前中ずっと仕事を進めよう
と長い時間を設定することがあります。
しかし、長時間を想像することで、かえって始めるのが面倒になる場合があります。
そんなときは、
まず15分だけ
と短く区切ってみましょう。
15分終わったあと、まだ続けられそうなら次の15分を始めます。
最初から何時間も集中する必要はありません。
ポモドーロで一人の時間に区切りを作る
一人で集中できないときは、タイマーを使って人工的に時間の区切りを作る方法があります。
例えば、
25分:仕事や勉強
↓
5分:休憩
↓
25分:仕事や勉強
と繰り返します。
ポモドーロ・テクニックとしてよく知られている方法です。
一人でも、
タイマーが動いている間はこの作業をする
タイマーが鳴ったら休む
という区切りを作れます。
25分が長ければ、10分や15分から始めても構いません。
休憩時間もタイマーで区切る
一人で作業するときは、集中時間だけでなく休憩時間も長くなりがちです。
例えば、
5分だけ休憩する
↓
スマホを見る
↓
もう少し見る
↓
30分経っている
ということがあります。
休憩にも終わりを決めておくと、作業へ戻るきっかけを作れます。
短い休憩では、SNSや動画を見るのではなく、
- 水を飲む
- 立ち上がる
- 軽く体を動かす
- 窓の外を見る
など、短時間で終えやすい行動を選ぶ方法もあります。
作業する場所を決める
自宅で一人だと、ベッドやソファなど、休む場所でも仕事や勉強ができます。
しかし、
休憩する場所
と
作業する場所
が同じだと、切り替えにくい場合があります。
可能であれば、
机では仕事や勉強をする
ソファでは休む
というように場所を分けてみましょう。
部屋を完全に分ける必要はありません。
同じ部屋でも、作業する場所を一つ決めるだけで区切りを作れます。
少し人がいる場所へ移動してみる
一人の環境そのものが集中しにくいなら、無理に一人で作業する必要はありません。
作業内容や利用できる環境によっては、
- 図書館
- 自習スペース
- コワーキングスペース
- カフェ
など、人がいる場所へ移動する方法もあります。
周囲にも作業している人がいるほうが取り組みやすいと感じる人もいます。
ただし、利用ルールや営業時間などは施設によって異なります。利用する場合は各施設の最新情報を確認しましょう。
オンラインで人の気配を作る方法もある
場所を移動できない場合は、オンラインで人の気配を作る方法もあります。
例えば、作業用の動画や配信などを利用する方法です。
ただし、動画を探しているうちに別のコンテンツを見始めると、逆に集中できなくなることがあります。
利用する場合は、
作業を始めるために使う
という目的を決め、コンテンツ探しそのものに時間を使いすぎないようにしましょう。
一人で集中できないことを前提に仕組みを作る
一人でも自然に何時間も集中できる状態を目指す必要はありません。
一人になるとスマホを触ってしまうなら、
スマホを遠ざける
一人だと作業を始められないなら、
開始時間を決める
休憩から戻れないなら、
休憩にもタイマーを使う
というように、自分が脱線しやすいところへ対策を入れます。
「集中しよう」と考えるだけではなく、集中しやすい状態を先に作ることがポイントです。
Pomolikaで一人の作業時間を区切る
一人だと集中できないときは、自分で集中と休憩の区切りを作る方法があります。
Pomolikaは、ブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
例えば、
やることを一つ決める
↓
スマホを遠ざける
↓
Pomolikaで25分を開始する
↓
タイマーが鳴るまでは一つの作業をする
という使い方ができます。
25分が長ければ、自分が始めやすい時間に調整して、まず1セットだけ試してみましょう。
まとめ
一人だと集中できない場合、周囲が静かなことだけでは解決しないことがあります。
一人になることで、
- スマホを触ってしまう
- 作業を先延ばしする
- 時間の区切りがなくなる
- 休憩が長くなる
- 何をするか迷う
といったことが起こる場合があります。
そんなときは、
一人でも集中しなければ
と考えるのではなく、スマホを遠ざける、やることを一つ決める、作業時間を短く区切るなどの方法を試してみましょう。
一人の時間には外からの区切りが少ないからこそ、自分で「始める時間」と「休む時間」を作ることがポイントです。