「人がいると集中できない」「周りの人が気になって仕事が進まない」。
静かな場所でも、近くに人がいるだけで気になってしまうことがあります。
誰かが席を立ったり、目の前を通ったり、隣で別の仕事をしていたりすると、そのたびに意識が目の前の作業から離れてしまうこともあるでしょう。
特にオープンオフィスやフリーアドレスでは、周囲の人や動きが視界に入りやすく、自分だけで環境を変えるのが難しい場合があります。
この記事では、人がいると集中できないときに、周囲が気になりにくい環境を作る方法や仕事の進め方を紹介します。
人がいると集中できないことはある
集中を妨げるものは音だけではありません。
例えば、
- 近くに人がいる
- 誰かが目の前を通る
- 隣の人が動く
- 後ろに人がいる
- 人の出入りが多い
- 周囲の様子が視界に入る
といったことが気になる場合があります。
周囲が静かでも、人の存在や動きへ意識が向けば、作業に集中しにくく感じることがあります。
そんなときは「周りを気にしないようにしよう」と我慢するだけではなく、自分が作業しやすい場所や時間を探してみましょう。
周りが気になる理由を整理する
「人がいると集中できない」と感じても、何が気になっているかは人によって異なります。
例えば、
人の話し声が気になる
のであれば音への対策が中心になります。
一方、
人が視界に入るのが気になる
後ろを人が通るのが気になる
のであれば、座る場所を変えるほうが対処しやすい場合があります。
まずは、
音が気になるのか
人の動きが気になるのか
人から見られているように感じて気になるのか
など、何によって作業が止まっているかを整理してみましょう。
人の動きが視界に入らない場所を選ぶ
人の動きが気になる場合は、座る位置を変える方法があります。
例えば、
通路の正面
より、
人の出入りが視界に入りにくい場所
のほうが作業しやすい場合があります。
席を自由に選べる環境なら、
- 人通りの多い通路から離れる
- 出入口付近を避ける
- 人の移動が視界に入りにくい席を選ぶ
- 比較的落ち着いたエリアを選ぶ
などを試してみましょう。
集中力だけで何とかするのではなく、最初から気になるものが目に入りにくい場所を選ぶ方法です。
オープンオフィスで集中できない場合
オープンオフィスでは、壁や仕切りが少なく、多くの人が同じ空間で仕事をすることがあります。
そのため、
人が歩く
近くで会話が始まる
電話が鳴る
別の場所で打ち合わせが始まる
など、周囲の変化が起こりやすい環境もあります。
こうした環境で集中できない場合、すべてを我慢しながら自席で作業する必要はありません。
職場に利用できる集中スペースや別の作業場所があるなら、作業内容によって場所を使い分ける方法があります。
オープンオフィスから外へ出るのも選択肢
「オープンオフィスではどうしても集中できないから外へ出たい」と考えることもあるでしょう。
勤務先で認められているのであれば、集中が必要な作業だけ別の場所で行う方法があります。
例えば、
自席:メールや確認作業
静かなスペース:資料作成
というように、仕事内容によって場所を変えます。
ただし、社外で仕事をする場合は、勤務先のルールや情報セキュリティにも注意が必要です。
カフェなどで業務を行ってよいか、社外へパソコンや資料を持ち出してよいかなどは会社によって異なります。
必ず勤務先のルールを確認してください。
フリーアドレスなら席選びを工夫する
フリーアドレスの職場では、毎日同じ席に座るとは限りません。
これは集中しにくさにつながる場合がある一方で、
その日の仕事に合わせて席を選べる
という使い方もできます。
集中して資料を作りたい日は比較的静かな場所。
人と相談する仕事が多い日はチームの近く。
というように、作業内容に合わせて場所を選べる場合があります。
ただし、フリーアドレスの運用方法は職場によって異なります。利用できる席やエリアについては勤務先のルールに従いましょう。
人の少ない時間に集中作業をする
場所を変えられない場合は、時間を変える方法もあります。
職場によっては、
午前中は比較的静か
昼休み前後は人が少ない
など、人の動きに差がある場合があります。
自分で仕事の順番を調整できるなら、
人が少ない時間:集中が必要な作業
人が多い時間:メールや確認作業
というように分ける方法があります。
一日の中でいつ集中しやすいかを確認してみましょう。
人が通るたびに作業を止めない
周囲に人がいる環境では、誰かが動くたびに完全に無視することは難しいでしょう。
一瞬そちらを見てしまうこともあります。
大切なのは、
気が散った
↓
今日はもう集中できない
と考えないことです。
人の動きへ一度意識が向いても、そのあと目の前の作業へ戻れば構いません。
集中が一度も途切れない状態を目指すより、途切れたあとに戻りやすい状態を作ってみましょう。
やることを一つに決めておく
周囲が気になる環境では、一度集中が切れたあと、
何をしていたんだっけ
となることがあります。
そこで、集中する前にやることを一つ決めておきます。
例えば、
資料を作る
ではなく、
資料の3ページ目を完成させる
と具体的にします。
一度周囲へ意識が向いても、
今は3ページ目を作っている
と分かれば、元の作業へ戻りやすくなります。
集中する時間を短く区切る
人が多い場所で長時間集中しようとすると、途中で何度も周囲が気になる場合があります。
そんなときは、
まず25分だけ
と時間を区切る方法があります。
例えば、
25分:資料作成
↓
5分:休憩
↓
25分:資料作成
というように進めます。
25分が長ければ、10分や15分から始めても構いません。
「午後ずっと集中する」と考えるより、短い時間だけ目の前の作業へ取り組みます。
周囲が気になったことを休憩の合図にしない
人がいる環境では、
誰かが通った
↓
集中が切れた
↓
スマホを見る
という流れになることがあります。
しかし、一度気が散るたびに休憩していると、作業時間が短くなってしまいます。
タイマーなどで休憩時間を決めておき、
少し気が散っても集中時間中なら作業へ戻る
というルールを作る方法があります。
休憩するタイミングを周囲の出来事ではなく、自分で決められるようにします。
音が原因なら別の対策を考える
人の声や周囲の騒音が主な原因なら、周りの音が気になって集中できないときの対処法も参考にしてください。
人がいることではなく、
人の話し声
電話の声
周囲の雑音
が気になっている場合は、音への対策を考えます。
例えば、利用可能な静かなスペースへ移動したり、職場で認められている場合はイヤホンなどを利用したりする方法があります。
反対に、音は気にならず人の動きだけが気になるなら、遮音より席の位置を変えるほうが合っている場合があります。
何が集中を妨げているのかによって、対処法を分けて考えましょう。
一人のほうが集中できるなら環境を活用する
人がいると集中できないのであれば、
一人でも集中できるようにならなければ
ではなく、
一人で集中できる環境をどう作るか
と考える方法があります。
仕事なら、勤務先のルールの範囲で静かなスペースやリモートワークを利用できる場合があります。
勉強なら、自宅の自室や人の少ない自習スペースなどを選ぶこともできます。
自分が集中しやすい環境が分かっているなら、それを活用するのも一つの方法です。
Pomolikaで周囲ではなく自分の時間に区切りを作る
人がいると集中できない環境では、周囲の人がいつ動くか、いつ話し始めるかを自分で決めることはできません。
そこで、自分の作業時間だけは決めてみましょう。
Pomolikaは、ブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
例えば、
比較的集中しやすい席を選ぶ
↓
やることを一つ決める
↓
Pomolikaで25分を開始する
↓
周囲が気になっても作業へ戻る
↓
タイマーが鳴ったら休憩する
という使い方ができます。
周囲の動きを基準にするのではなく、タイマーを使って自分の集中と休憩のタイミングを作ってみましょう。
まとめ
人がいると集中できない場合は、何が気になっているのかを整理してみましょう。
人の存在そのものだけでなく、
- 人の動きが視界に入る
- 人通りが多い
- 周囲の話し声が聞こえる
- 電話の声が気になる
- 席の後ろを人が通る
など、具体的な原因が見つかることがあります。
人の動きが気になるなら席を変える、音が気になるなら音への対策をするなど、原因に合わせて環境を調整してみましょう。
オープンオフィスやフリーアドレスでは、利用できる場所や時間帯を使い分ける方法もあります。
周囲を完全に気にしないことを目指すのではなく、気が散っても目の前の作業へ戻りやすい環境を作ることがポイントです。