「授業に集中できない」「大学の90分や100分の講義になると、途中から話が頭に入らなくなる」。
授業が始まった直後は聞いていても、
先生の話を聞く
↓
少し別のことを考える
↓
気づいたら話が進んでいる
↓
どこから分からなくなったか分からない
ということがあります。
大学の講義では、高校までより授業時間が長く感じることもあるでしょう。
そんなとき、
授業中ずっと一度も集中を切らさない
ことを目標にする必要はありません。
集中が切れたことに気づいたら、
今何について話しているか確認する
重要そうなことを一つメモする
次の説明へ戻る
というように、授業へ戻る方法を決めておきましょう。
この記事では、学校や大学の授業、90分・100分の講義で集中できないときの対処法を紹介します。
授業に集中できないのはなぜ?
授業へ集中できない理由は一つとは限りません。
例えば、
- 授業時間が長く感じる
- 内容が難しい
- 内容が簡単すぎて退屈する
- 前の部分が分からず、その後もついていけない
- 眠い
- 疲れている
- 周囲の人が気になる
- スマホが気になる
- 別のことを考えてしまう
- 先生の話を全部覚えようとしている
- ノートを書くことに集中しすぎている
などがあります。
まず、
授業に集中できない
とまとめるのではなく、
授業のどこで意識が切れているのか
を確認してみましょう。
90分・100分ずっと集中しようとしない
大学では、90分や100分など長めの講義もあります。
その時間を見て、
100分ずっと集中しないと
と考えると長く感じます。
しかし実際には、
説明
具体例
板書
演習
など、授業の中にも区切りがあります。
授業全体ではなく、
今の説明
へ意識を向けましょう。
集中が切れたら今の話題へ戻る
授業中に、
別のことを考えていた
と気づくことがあります。
そのとき、
また集中できなかった
と考え続けると、さらに授業を聞き逃します。
まず、
今何について話している?
と確認します。
周囲の板書やスライドを見て、現在地を探します。
分からない部分があっても、いったん今の説明から再開しましょう。
聞き逃した部分を引きずらない
一つ聞き逃すと、
さっき何て言ったんだろう
と考え続けることがあります。
その間にも授業は進みます。
あとで資料やノートを確認できるなら、
ここ分からない
と印だけつけて、今の話へ戻ります。
一か所の聞き逃しで、その後の授業まで失わないようにしましょう。
授業の最初に「今日は何を知るか」を確認する
授業の冒頭で、
今日のテーマ
章のタイトル
授業の目的
などが示される場合があります。
それを確認しておくと、
この話は何のためにしているのか
を追いやすくなります。
例えば、
今日は○○の仕組みを理解する授業
と一言だけ意識しておきます。
全部覚えようとしない
授業を聞きながら、
全部覚えないと
と思うと、少し聞き逃しただけで焦る場合があります。
授業中はまず、
重要なポイント
分からないところ
を確認します。
詳しく覚える作業は、授業後の復習に分けても構いません。
ノートを全部書き写そうとしない
スライドや板書を全部書こうとすると、
書く
ことに集中して、
先生の説明を聞いていない
状態になることがあります。
資料があとで確認できるなら、
先生が強調したこと
自分が分からなかったこと
などを中心にメモする方法があります。
ノートを完成させることより、授業内容を追うことを優先してみましょう。
メモは短くていい
授業中のメモは、
完全な文章
である必要はありません。
例えば、
重要
試験に出る
ここ分からない
例:○○
という程度でも構いません。
あとで見返したときに、自分が何を確認したかったか分かれば十分です。
先生の話を一言でまとめる
話が長い場合は、一区切りしたところで、
結局何の話だった?
と一言だけ考えてみましょう。
例えば、
原因の説明
具体例
注意点
という程度です。
授業全体を一度に理解するのではなく、小さなまとまりで追います。
内容が難しくて集中できない場合
授業についていけないと、
分からない
↓
聞いても仕方ない
↓
別のことを考える
という状態になることがあります。
その場合は集中力だけではなく、
どこから分からないのか
を確認しましょう。
例えば、
前回の内容が分からない
用語の意味が分からない
などです。
授業後に教科書や資料へ戻る、先生へ質問するなどの方法があります。
分からない場所に印をつける
授業中に理解できない内容が出ても、その場で完全に解決できないことがあります。
そんなときは、
?
など印をつけておきましょう。
授業後に、
この部分だけ
確認します。
分からないたびに授業全体から離れないようにします。
内容が簡単すぎて集中できない場合
すでに知っている内容が続くと、
聞かなくても分かる
と意識がそれることがあります。
そんなときは、
先生がどこを重要と言っているか
自分の理解と違う説明がないか
を探してみましょう。
知っている内容でも、授業での扱われ方を確認する目的を作ります。
授業中にスマホを見てしまう場合
授業中に、
通知を見る
↓
メッセージを見る
↓
SNSを見る
と、そのまま数分授業を聞き逃すことがあります。
授業でスマホが必要ないなら、
カバンへ入れる
机の上へ置かない
など、すぐ触れない状態にする方法があります。
授業でスマホや端末を使用する場合は、必要な用途以外へ移らないようにします。
パソコンでノートを取る場合
大学の講義では、パソコンを使うこともあります。
同じパソコンに、
SNS
ニュース
動画
などがあると、授業中に開きたくなる場合があります。
授業中は、
ノート
講義資料
など必要なものだけ開くようにしてみましょう。
不要なブラウザタブを閉じる方法もあります。
周囲の学生が気になる場合
授業中に、
隣の人が動く
前の人がスマホを見ている
友達が気になる
など、周囲へ意識が向くことがあります。
席を選べるなら、
前方
壁側
など、自分が周囲を気にしにくい場所を試してみましょう。
どの席が合うかは人によって異なります。
前の席へ座る方法
後ろの席では、
多くの人が視界に入る
ため気になる場合があります。
そんな人は、前のほうへ座る方法があります。
先生や資料が視界の中心になりやすくなります。
ただし、前方だと緊張して逆に集中しにくい場合もあります。
実際に自分が聞きやすい場所を選びましょう。
眠くて授業に集中できない場合
授業中に強い眠気があると、
話が頭に入らない
気づけば寝ている
ことがあります。
その場合は集中方法だけではなく、最近の睡眠についても確認してみましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠不足は日中の眠気や注意力・判断力の低下などと関連するとされています。
授業中の眠気が続くなら、夜の睡眠時間や生活リズムも振り返ってみましょう。
午後の授業で眠くなる場合
午前中は問題ないのに、
午後の授業になると集中できない
ことがあります。
その場合は、
どの時間帯で眠くなるか
を確認してみましょう。
毎回似た時間に眠くなるなら、前日の睡眠や一日の過ごし方なども一緒に振り返ります。
強い眠気が続く場合は、単純に集中力だけの問題と決めつけないようにしましょう。
疲れている日に授業が入る場合
大学では、一日に複数の講義が続くことがあります。
最後の授業になると、
朝より集中できない
と感じることもあるでしょう。
そんなときは、
最初から最後まで完璧に聞く
より、
重要なところだけでも拾う
ことを意識してみましょう。
授業後に短く復習する方法もあります。
100分授業は自分の中で分割する
100分という時間を一つに見るのではなく、
前半
後半
くらいに分けて考える方法があります。
例えば、
前半はここまで聞く
↓
話題が変わったら一度現在地を確認する
↓
後半へ
という形です。
実際に休憩できるかどうかは授業によりますが、自分の中で区切りを作れます。
時計を見すぎない
長い授業で、
あと70分
あと50分
と何度も時計を見ると、授業より残り時間へ意識が向きます。
時計を見るたびに長く感じることもあります。
終了時刻ではなく、
今の説明
へ意識を戻してみましょう。
大学の講義で集中できない場合
大学では、先生が長く話す講義形式もあります。
高校のように、
頻繁に問題を解く
先生から当てられる
といった場面が少ない授業もあるでしょう。
受け身で聞いていると意識がそれるなら、
一つ疑問を作る
一つ重要な内容を探す
など、自分から情報を取りにいく方法があります。
「今日一つ持ち帰る」と決める
どうしても長い講義へ集中できないなら、
今日の授業から一つだけ覚える
と決める方法があります。
例えば、
この概念だけ
です。
一つ理解できたら、余裕があれば次のポイントを拾います。
最初からすべてを完璧に理解しようとしないようにします。
授業後に1分だけ振り返る
授業が終わったあと、
今日何の授業だった?
と一言だけ確認してみましょう。
例えば、
今日は○○の仕組み
重要なのは3つ
という程度です。
その場で長時間復習する必要はありません。
授業の内容を一度思い出す時間を作ります。
分からないところだけあとで確認する
授業後にノートを最初から全部読み直すのではなく、
授業中に?をつけたところ
だけ確認する方法があります。
必要なら教科書や講義資料を見ます。
授業中に完全に理解できなかったことを、あとから補います。
授業前に前回の内容を軽く見る
授業開始時に、
前回何をやったか覚えていない
と、最初から内容についていけない場合があります。
授業前に数分だけ、
前回のノート
講義資料
を見る方法があります。
前回と今回のつながりが分かれば、話を追いやすくなる場合があります。
2年生になって授業に集中できない場合
学年が上がると、
専門的な内容が増えた
授業数や課題が変わった
など、前年とは条件が違う場合があります。
「2年生になったから集中力が落ちた」と決めるのではなく、
授業内容
時間割
睡眠
課題量
など、1年生のころから何が変わったか確認してみましょう。
学校の授業に集中できない場合
中学校や高校の授業でも、
先生の話が長く感じる
周囲が気になる
内容が分からない
などで集中が切れることがあります。
その場合も、
今の説明へ戻る
分からないところに印をつける
授業後に確認する
といった方法が使えます。
毎回特定の教科だけ集中できないなら、その教科の内容自体が難しくないかも確認してみましょう。
授業に集中できなかったから全部無駄とは限らない
途中で何度か別のことを考えていたとしても、
授業全部を聞いていなかった
とは限りません。
例えば、
重要な説明は聞けた
一つ理解できた
ということもあります。
集中が切れた回数だけを見るのではなく、
何を持ち帰れたか
も確認してみましょう。
毎回授業で集中できず困っている場合
授業へ集中できない理由には、睡眠、授業内容、環境などさまざまなものが考えられます。
この記事だけで原因を特定することはできません。
特に、
多くの授業で集中しにくい状態が続いている
授業以外の生活でも困っている
強い眠気などが続いている
場合は、集中方法だけで無理に対処し続けないようにしましょう。
学生であれば、保護者や学校の先生、大学の学生相談窓口など、利用できる相談先へ話すことも検討してください。
自宅の画面越しで受ける場合は、オンライン授業に集中できないときの対処法も参考にしてください。
Pomolikaは授業中ではなく予習・復習に使う
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
授業そのものは先生の進行で行われるため、
授業を25分ごとに止める
ためには使えません。
一方、授業前後の、
予習
復習
には使えます。
例えば、
授業前10分:前回の内容を確認
↓
授業
↓
授業後10分:分からなかったところを確認
という使い方です。
大学の講義で内容が多い場合は、
25分:講義資料の復習
↓
5分:休憩
↓
25分:課題
というようにも使えます。
授業中に完璧に理解しようとするだけでなく、前後の短い時間も使って内容を補ってみましょう。
まとめ
授業に集中できないときは、
90分・100分ずっと集中する
ことだけを目標にしないようにしましょう。
例えば、
- 授業全体ではなく今の説明を見る
- 集中が切れたら現在の話題へ戻る
- 聞き逃した部分を引きずらない
- 全部覚えようとしない
- ノートを書き写すことだけに集中しない
- 分からないところに印をつける
- スマホを手元から離す
- 周囲が気になるなら席を変えてみる
- 眠気があるなら睡眠も確認する
- 授業後に一言だけ振り返る
といった方法があります。
100分全部を見ると長く感じます。
しかし授業中に聞くのは、
今の説明
だけです。
別のことを考えていたと気づいたら、そこから戻る。
分からなければ印をつける。
授業が終わったら一つだけ振り返る。
授業中の集中を完璧にするのではなく、切れても戻れる形を作ってみましょう。