「オンライン授業になると集中できない」「画面を見ているはずなのに、講義の内容が頭に入ってこない」。
オンライン授業では、
授業画面を開く
↓
別のブラウザタブを見る
↓
スマホを触る
↓
講義へ戻る
↓
どこまで進んだか分からなくなる
ということがあります。
対面授業なら周囲に先生やほかの学生がいますが、オンライン授業では一人で受講する場面もあります。
オンライン授業について扱った研究でも、
集中力が続かない
一人で学習を進めることが難しい
と感じる学生がいることが指摘されています。
オンライン授業に集中できないからといって、
画面をずっと見続けよう
とするだけではなく、
授業以外のものを減らす
授業中にすることを決める
オンデマンドなら視聴方法を工夫する
といった方法を試してみましょう。
この記事では、オンライン授業に集中できないときの対処法を紹介します。
オンライン授業で集中できない学生はいる
オンライン授業で集中しにくいと感じること自体は珍しい悩みとは言い切れません。
文部科学省が大学生などを対象に行った調査では、オンライン授業が広く実施された時期に、学生からオンライン授業へのさまざまな不満や課題が報告されています。
また、オンライン授業について扱った研究では、
「集中力が続かない」
と感じる学生がいることや、一人で学習を進める難しさが指摘されています。
文部科学省「新型コロナウイルス感染症の影響による学生等の学生生活に関する調査」
オンライン授業だから必ず集中できないわけではありません。
一方で、
自宅で一人
自由に別の画面を開ける
自分で学習のペースを作る必要がある
といった条件が、集中しにくさにつながる場合があります。
オンライン授業で集中できないのはなぜ?
オンライン授業へ集中できない理由は一つとは限りません。
例えば、
- スマホが近くにある
- 別のブラウザタブを開ける
- SNSや動画が気になる
- ベッドが近い
- 家族の声や生活音が聞こえる
- 先生やほかの学生が同じ空間にいない
- オンデマンド授業をいつでも見られる
- 一時停止できるため後回しにしてしまう
- 講義を聞くだけになっている
- 内容が難しい
- 長時間画面を見続けて疲れる
などがあります。
まず、
オンラインだから集中できない
だけで終わらせず、
何が授業から意識をそらしているのか
を確認してみましょう。
対面授業より集中できないと感じる場合
対面授業では、
教室へ行く
席へ座る
先生が授業を始める
という流れがあります。
一方、自宅のオンライン授業では、
いつも生活している部屋
で受講する場合があります。
そのため、
休む場所
と
授業を受ける場所
の切り替えが弱く感じることがあります。
まずは授業の前に、
机へ移動する
教材を出す
授業以外の画面を閉じる
など、受講開始の行動を決めてみましょう。
授業前に机の上を授業用にする
オンライン授業を受ける机に、
ゲーム
漫画
スマホ
などがあると、授業中にも目に入ります。
授業が始まる前に、
パソコン
教材
ノート
筆記用具
など、必要なものだけを残してみましょう。
部屋全体を片付ける必要はありません。
まず授業中に視界へ入るものを減らします。
スマホを机から離す
オンライン授業では、先生から見えない環境でスマホを触れる場合があります。
通知が来ると、
少しだけ確認
↓
SNS
↓
動画
という流れになることもあります。
授業でスマホが必要なければ、
カバンへ入れる
棚へ置く
別の場所へ置く
など、手元から離してみましょう。
スマホを伏せるだけで気になる場合
机の上に置いたまま、
画面を伏せる
方法もあります。
しかし、
そこにあるだけで気になる
のであれば、もっと距離を取る方法があります。
オンライン授業の時間だけでも、
すぐ触れない場所
へ移してみましょう。
別のブラウザタブを閉じる
オンライン授業では、一つのパソコンの中に、
Zoomなどの授業
SNS
動画
ニュース
ゲーム
などが同居します。
そのため、スマホを離してもパソコン内で脱線することがあります。
授業開始前に、
講義画面
講義資料
ノート
以外の不要なタブを閉じてみましょう。
授業と関係のないアプリも閉じる
ブラウザだけではなく、
チャット
ゲーム
メール
などのアプリが通知を出す場合があります。
授業中に必要のないものは閉じる方法があります。
オンライン授業の時間だけ、
このパソコンは授業用
に近い状態を作ります。
画面を分割しすぎない
オンライン授業を受けながら、
講義画面
資料
ノート
検索画面
などを一度に表示すると、どこを見ればよいか分からなくなることがあります。
まず、
講義画面
と
必要な資料
程度に絞る方法があります。
必要なものが増えたら、そのとき開きます。
授業を「流しているだけ」になっていないか
オンライン授業では、
画面を開いている
だけで受講した気になる場合があります。
先生の話を聞きながら、
別の作業
スマホ
をしているなら、内容が頭へ入りにくくなることがあります。
授業中は、
重要なことを一つメモする
など、自分から何かをする方法があります。
一つだけメモする
オンライン授業でノートを全部取ろうとすると大変です。
まず、
先生が強調した内容
分からなかったところ
を一つだけ書いてみましょう。
例えば、
重要:○○
?:この部分
という程度です。
ただ聞くだけではなく、自分が内容を追うきっかけを作ります。
「今何の話をしているか」を確認する
オンライン授業中に別のことを考えていて、
気づけば話が進んでいた
ということがあります。
そのとき、
聞き逃したところを全部思い出そう
とする必要はありません。
まず、
今何について話している?
を確認します。
スライドや資料を見て現在地を探し、そこから再開します。
聞き逃した部分を引きずらない
オンライン授業でも、
さっき何て言ったんだろう
と考えている間に次の説明が進みます。
資料があとで見られるなら、
あとで確認
と一言メモして今の話へ戻ります。
ライブ授業では、過ぎた部分を考え続けるより現在の説明へ戻ることを優先します。
ライブ授業とオンデマンド授業を分けて考える
オンライン授業には、
決まった時間に参加するライブ型
と
好きな時間に動画を見るオンデマンド型
があります。
集中できない理由も少し違います。
ライブ型では、
授業中に別のことをしてしまう
ことが問題になりやすいでしょう。
オンデマンド型では、
いつでも見られるため後回しになる
一時停止を繰り返す
ことがあります。
自分がどちらで困っているのか確認してみましょう。
オンデマンド授業を後回しにしない
オンデマンド授業では、
今日じゃなくても見られる
と思うことがあります。
すると、
明日見る
↓
また明日
となる場合があります。
そこで、
水曜19時に見る
など、視聴する時間を予定へ入れる方法があります。
好きな時間に見られるからこそ、自分で開始時間を作ります。
オンデマンド授業も開始時間を決める
例えば、
19:00から講義動画を見る
と決めます。
時間になったら、
スマホを離す
教材を出す
動画を開始する
という流れを作ります。
やる気が出るまで待たず、開始時刻をきっかけにします。
一時停止をしすぎない
オンデマンド動画では、いつでも止められます。
分からないところを止めて確認できるのはメリットです。
一方、
少し気になる
↓
停止する
↓
別のことをする
を繰り返すと、授業がなかなか終わらないことがあります。
止めるなら、
重要なポイント
分からないところ
など目的を決めてみましょう。
途中でスマホを見るために停止しない
動画授業を、
ちょっと休憩
と停止してスマホを見ると、そのまま戻れなくなる場合があります。
休憩するなら、
この章まで見たら休憩
など、講義の区切りを使う方法があります。
何となく止める回数を減らします。
長いオンデマンド授業は区切る
60分や90分の動画を一度に見ると集中できない場合があります。
動画側に章や区切りがあるなら、
ここまで見る
↓
短く休憩
↓
続きを見る
という方法があります。
ただし、授業側で指定された受講方法や期限がある場合は、それに従ってください。
倍速にすれば集中できるとは限らない
オンデマンド授業では再生速度を変えられる場合があります。
ゆっくりすぎると集中しにくいため、少し速くすると聞きやすい人もいるでしょう。
一方で、速くしすぎると、
内容を理解する前に次へ進む
ことがあります。
再生速度を変更できる場合でも、
自分が内容を追える速度
を選びましょう。
難しい内容は倍速にしない
難しい講義を速くすると、
聞き逃す
↓
巻き戻す
↓
さらに時間がかかる
ことがあります。
難しい内容なら通常速度へ戻す方法があります。
講義を早く終えることより、内容を追えることを優先します。
巻き戻しを繰り返しすぎない
オンデマンド授業では、
完璧に理解してから次へ
と思い、同じ場所を何度も再生することがあります。
その結果、一つの授業へ非常に長い時間がかかる場合があります。
分からないところにメモを残し、
授業後にまとめて確認する
方法もあります。
自宅の生活音が気になる場合
オンライン授業を家で受けると、
テレビ
家族の会話
生活音
などが聞こえる場合があります。
可能であれば、
比較的静かな部屋へ移る
家族へ授業時間を伝える
など、環境を調整してみましょう。
場所を変えられない場合も、机の向きなどを変えられないか確認します。
ベッドが気になる場合
自室で受講していると、すぐ近くにベッドがあることがあります。
途中で、
少し横になろう
と思うと、そのまま授業へ戻れなくなる場合があります。
可能なら、
ベッドが視界に入りにくい方向を向く
別の机を使う
など、授業と休む場所を少し分けてみましょう。
部屋着のままだと切り替えにくい場合
自宅では、
起きたままの状態
で授業を受けられます。
それで問題なく集中できるなら構いません。
一方、
生活と授業の切り替えがしにくい
と感じるなら、
顔を洗う
着替える
机へ移動する
など、授業前のルーティンを作る方法があります。
授業直前まで動画やSNSを見ない
オンライン授業開始の1分前まで、
動画
SNS
を見ていると、その内容が気になったまま授業へ入る場合があります。
例えば授業の5分前に、
SNSを閉じる
教材を開く
という準備時間を作ってみましょう。
オンラインでも、授業へ移るための時間を作ります。
授業開始5分前を準備時間にする
例えば、
開始5分前
になったら、
飲み物を用意する
教材を開く
スマホを離す
不要なタブを閉じる
という流れです。
開始時間になったら、すでに授業を受けられる状態にしておきます。
オンライン授業中に検索しすぎない
先生の話で知らない用語が出ると、その場で検索したくなることがあります。
しかし、
検索
↓
別の記事
↓
さらに別のページ
と授業から離れる場合があります。
今すぐ意味を知らないと授業を追えない場合を除き、
あとで検索
とメモしておく方法があります。
分からないところをまとめて確認する
授業中に、
?
をつけたところを授業後に確認します。
例えば、
教科書
講義資料
などを使います。
オンライン授業中にすべてを解決しようとしないようにしましょう。
オンライン授業後に1分だけ振り返る
授業が終わったら、
今日何を学んだ?
と一言だけ確認してみましょう。
例えば、
今日は○○について
という程度です。
長時間復習できなくても、一度内容を思い出します。
課題をそのまま後回しにしない
オンライン授業では、授業と一緒に課題が出ることがあります。
授業を見終わったあと、
課題はあとで
とすると、そのまま忘れる場合があります。
時間があるなら、
課題の内容だけ確認する
ところまで行ってみましょう。
今すぐできなければ、いつするか予定へ入れます。
一人で受けると集中しにくい場合
オンライン授業についての研究では、一人で学習を進めることの難しさも指摘されています。
対面授業では、
周囲も授業を受けている
という環境があります。
自宅で一人だと集中しにくいなら、
授業を受ける時間を固定する
図書館など利用可能な学習場所でオンデマンド授業を見る
など、学習する環境を意図的に作る方法があります。
オンライン授業の学びについて扱った研究でも、自律的に学習を進めることの難しさが課題として挙げられています。
オンライン授業は自分で学習ペースを作る必要がある
オンライン授業、とくにオンデマンド型では、
いつ見るか
どこまで進めるか
を自分で決める場面が増えます。
大学生を対象にした研究では、オンライン授業で集中して自分のペースで学べた学生がいる一方、集中できず学習のペースをつかみにくかった学生も報告されています。
つまり、
オンラインなら誰でも自分のペースで学びやすい
とは限りません。
自分で、
開始時間
視聴する範囲
休憩
を設定してみましょう。
学習予定を一週間で確認する
オンデマンド授業が複数あると、
いつでも見られる動画
がたまっていくことがあります。
例えば日曜日に、
月曜:A授業
水曜:B授業
など、一週間の視聴予定を確認する方法があります。
締め切り直前にまとめて見ることを避けやすくなります。
オンライン授業を一日に詰め込みすぎない
動画授業を、
今日は5本全部見る
とまとめると、後半で集中できなくなる場合があります。
締め切りや予定を確認したうえで、
午前に一つ
午後に一つ
など分ける方法があります。
自分が実際に内容を追える量にします。
オンライン授業で目や体が疲れる場合
長時間パソコン画面を見ていると、目や体の疲れを感じることがあります。
その場合は、
集中力がない
だけと考えず、授業間に画面から離れる時間を作ることも考えましょう。
ライブ授業中に自由に休憩できない場合は、授業と授業の間に席を立つなど、可能な範囲で調整します。
オンライン授業の間に別の画面を見続けない
授業が終わった直後から、
SNS
動画
などを見ると、休憩中も画面を見続けることになります。
次の授業まで時間があるなら、
席を立つ
飲み物を取る
など、画面から一度離れる方法があります。
眠くてオンライン授業に集中できない場合
オンライン授業では、自宅というリラックスしやすい環境で眠くなる場合があります。
強い眠気があるなら、
オンラインだから集中できない
だけではなく、最近の睡眠も確認してみましょう。
日中の眠気が続く場合は、集中方法だけで無理に対応し続けないことも大切です。
カメラをオンにすると集中できる?
ライブ授業では、授業によってカメラの使用ルールが異なります。
カメラがオンだと、
授業へ参加している感覚が強くなる
人もいるかもしれません。
一方、カメラが気になって集中しにくい人もいます。
授業側のルールへ従うことを前提に、自由に選べる場合は自分が内容へ集中しやすい方法を選びましょう。
チャットやリアクションを活用する
ライブ授業で質問やリアクション機能が用意されている場合があります。
ただ聞くだけでは集中しにくいなら、
質問を書く
先生の問いかけに反応する
など、授業へ参加する方法があります。
ただし、授業ごとのルールに従って利用してください。
完璧に集中できなくても戻ればいい
オンライン授業中に一度スマホを見た。
別のタブを開いた。
だからといって、
もうこの授業は無駄
とする必要はありません。
気づいたら不要な画面を閉じ、
今何について話しているか
を確認して戻ります。
一度も気が散らないことより、気づいたあと戻ることを考えましょう。
オンライン授業に集中できない状態が続く場合
オンライン授業への集中しにくさには、環境、授業形式、睡眠、学習内容などさまざまな要因が考えられます。
また、通信環境や授業そのものの設計によって学習しにくい場合もあります。
自分なりに環境を整えても授業へ参加することが難しく、学習へ大きく影響している場合は、大学や学校の先生、学習支援窓口などへ相談することも検討してください。
対面授業を含む基本的な工夫は、授業や講義に集中できないときの対処法も参考にしてください。
Pomolikaはオンデマンド授業の前後に使う
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
ライブ授業そのものを25分ごとに止めることはできません。
一方、オンデマンド授業や授業前後の学習では使えます。
例えば、
授業前10分:前回の内容を確認
↓
オンライン授業
↓
授業後10分:今日の内容を確認
という使い方があります。
オンデマンド授業なら、講義側で区切りや受講方法に制約がなければ、
視聴する範囲を決める
↓
スマホを離す
↓
講義を見る
↓
一区切りしたら休憩する
という流れを作れます。
授業後の課題なら、
25分:課題
↓
5分:休憩
という使い方もできます。
オンライン授業で集中できないときは、
画面を長時間見続けるため
ではなく、
授業へ入る前と、授業後の学習に区切りを作るため
にタイマーを使ってみましょう。
まとめ
オンライン授業に集中できないときは、
画面をもっと頑張って見続ける
だけではなく、オンライン特有の環境を見直してみましょう。
例えば、
- 授業前に机を授業用へ整える
- スマホを手元から離す
- 不要なブラウザタブやアプリを閉じる
- 重要な内容を一つメモする
- 聞き逃した部分を引きずらず現在の話へ戻る
- オンデマンド授業は見る時間を決める
- 一時停止や巻き戻しを使いすぎない
- 授業前後に短い予習・復習を入れる
- 自宅で難しければ学習場所を変える
- 一週間単位でオンライン授業の予定を作る
といった方法があります。
オンライン授業では、
いつ見るか
どこで見るか
どの画面を見るか
を自分で決める場面が増えます。
だからこそ、
授業開始前に環境を作る
↓
授業中は必要な画面だけを見る
↓
集中が切れたら今の説明へ戻る
↓
授業後に一つだけ振り返る
という流れを作ってみましょう。