「小学生の子どもが勉強に集中できない」「1年生になったけれど、宿題を始めてもすぐ別のことをしてしまう」。
自宅で勉強を始めても、
問題を少し解く
↓
鉛筆で遊ぶ
↓
周りにあるものが気になる
↓
席を立つ
ということがあります。
そんなときに、
もっと集中しなさい
と言うだけでは、なかなか勉強へ戻れない場合があります。
まずは、
勉強する時間を短くする
一度にすることを一つにする
気になるものを減らす
など、集中しやすい状態を作ってみましょう。
この記事では、小学生や1年生が自宅で勉強に集中できないときに試したい方法を紹介します。
小学生が勉強に集中できないときは何を確認する?
勉強に集中できないといっても、状況はさまざまです。
例えば、
- 勉強時間が長い
- 何をすればいいか分からない
- 問題が難しい
- 周囲におもちゃやゲームがある
- テレビがついている
- 家族の声が気になる
- お腹が空いている
- 疲れている
- 眠い
- 早く遊びたい
などがあります。
まず、
勉強のどこで止まっているのか
を確認してみましょう。
1年生なら長時間集中する前提にしない
小学校へ入ったばかりの1年生に、
宿題が全部終わるまで集中する
と考えると、長く感じる場合があります。
例えば宿題が、
プリント
音読
計算
と複数あるなら、一度に全部を考える必要はありません。
まず、
プリントを一枚だけ
と一つに絞ります。
終わったら次の宿題へ進みます。
「宿題をしよう」ではなく具体的にする
「宿題をしよう」だけでは、何をすればいいのか曖昧です。
例えば、
算数プリントを1枚する
漢字を5個書く
教科書を1ページ音読する
など、具体的にします。
やることが明確になれば、
何から始めよう
と迷う時間を減らせます。
宿題を小さく分ける
問題が20問あるなら、
20問全部
ではなく、
まず5問
と区切る方法があります。
例えば、
5問解く
↓
一度区切る
↓
次の5問へ進む
という形です。
長い宿題を一つの大きな作業として見ないようにします。
まず5分だけ勉強する
机に座ってもなかなか始められないなら、
まず5分だけ
と時間を短くしてみましょう。
例えば、
5分:算数
と決めます。
5分終わってまだできそうなら続けます。
難しければ、一度休憩してから次の勉強へ移ります。
最初から長時間集中することを目標にしなくても構いません。
10分で区切る方法もある
5分では短い場合は、
10分勉強
↓
休憩
↓
10分勉強
と区切る方法があります。
例えば、
10分:算数
↓
休憩
↓
10分:国語
という使い方です。
一つの教科を長時間続けるより、終了地点が分かりやすくなります。
机の上に必要なものだけ置く
宿題をしている机に、
おもちゃ
漫画
ゲーム
などがあると、勉強以外のものが気になることがあります。
勉強するときは、
教科書
ノート
筆記用具
など、必要なものだけを机へ置く方法があります。
部屋全体を片付ける必要はありません。
まずは、
勉強している場所から見えるもの
を減らしてみましょう。
テレビや動画が気になる場合
テレビがついている場所で宿題をすると、
画面
音
が気になることがあります。
可能なら、
テレビを消す
別の場所で勉強する
など、勉強中に気になるものを減らしてみましょう。
動画を見ながら宿題をする場合も、どちらへ注意を向ければいいか分かりにくくなることがあります。
まずは短い時間だけでも、宿題だけをする時間を作ります。
スマホやゲームは勉強する場所から離す
スマホやゲーム機が近くにあると、
早く遊びたい
と気になることがあります。
勉強する短い時間だけ、
別の場所へ置く
方法があります。
例えば、
10分勉強する
↓
一区切りする
という形です。
勉強時間が終わるまで一日中使えないようにするのではなく、短い区切りを作ってみましょう。
問題が分からなくて集中できない場合
勉強に集中できないと思っていても、
問題が分からない
ために手が止まっている場合があります。
例えば、
分からない
↓
鉛筆が止まる
↓
別のことを始める
という状態です。
その場合は、
集中しなさい
ではなく、
どこが分からない?
と確認してみましょう。
分からない部分を一緒に確認したり、学校で習った内容へ戻ったりする方法があります。
簡単な問題から始める
最初から難しい問題だと、勉強を始めにくくなることがあります。
例えば、
昨日できた問題
簡単な計算
などから始める方法があります。
一つできたら、次の問題へ進みます。
勉強を始めるための最初の問題を簡単にしてみましょう。
同じ教科で飽きる場合
一つの教科を長く続けていると、飽きてしまうことがあります。
例えば、
算数を10分
↓
休憩
↓
国語を10分
というように変える方法があります。
ただし、数分ごとに次々と教科を変えると、どの宿題も終わらなくなることがあります。
一つの区切りを終えてから変更しましょう。
音読なら回数を決める
音読の宿題なら、
ずっと読む
のではなく、
今日は2回読む
など、回数を決めます。
終わりが見えると、
いつまでやるんだろう
と感じにくくなります。
漢字なら、
5個書いたら一区切り
など、時間以外でも区切れます。
勉強する時間を毎日ある程度決める
毎日、
いつ宿題をする?
とその場で決めていると、遊び始めたあとに勉強へ切り替える必要があります。
例えば、
帰宅して休憩したあと
夕食の前
など、家庭に合った時間をある程度決める方法があります。
ただし、学校行事や習い事などによって毎日同じ時間にできない場合もあります。
無理のない範囲で、
勉強を始めるタイミング
を作ります。
帰宅直後に集中できない場合
学校から帰った直後は、疲れていることもあります。
帰宅してすぐ宿題を始めるのが難しい場合は、
帰宅
↓
短く休憩
↓
宿題を始める
という流れを作る方法があります。
一方、休憩中にゲームや動画を始めると戻りにくくなる場合もあります。
どのくらい休憩したら宿題へ戻るか、あらかじめ決めておくと分かりやすくなります。
眠そうなら無理に続けない
勉強中に強い眠気がある場合は、
集中力が足りない
だけとは限りません。
最近の睡眠や生活リズムについても確認してみましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、子どもの睡眠についても、十分な睡眠時間を確保することなどが示されています。
夜遅くまで宿題を続けることだけで対応しようとせず、生活全体も確認してみましょう。
「集中している時間」だけを見る
30分宿題をしていても、その30分すべて集中している必要はありません。
例えば、
10分勉強
↓
休憩
↓
10分勉強
でも、合計20分は勉強しています。
長時間机に座っていることより、
短い時間でも一つの宿題を進められたか
を見てみましょう。
集中が切れたら一度区切る
宿題中に、
鉛筆で遊び始める
周囲を見始める
など、集中が切れたことに気づく場合があります。
そのとき、
最後までやりなさい
と続けるだけでなく、
ここまで終わったら一度休憩しよう
と小さな終了地点を決める方法があります。
例えば、
あと2問
だけ進めて区切ります。
褒めるなら「集中力」より具体的な行動を見る
勉強が進んだとき、
今日は集中できたね
だけではなく、
算数を5問終えたね
10分間取り組めたね
など、実際にできたことを見る方法があります。
次回も、
前は10分できたから、今日も10分やってみよう
と具体的に始めやすくなります。
一度できなくても「集中できない子」と決めない
勉強が進まない日があると、
この子は集中力がない
と考えてしまうことがあります。
しかし、
眠かった
問題が難しかった
周囲が気になった
など、その日の状況によっても変わります。
まず、
どんな条件なら取り組みやすかったか
を確認してみましょう。
小学生の集中できない状態が気になる場合
小学生が集中できない理由には、学習内容、睡眠、環境などさまざまな要因が考えられます。
この記事だけで原因を特定することはできません。
特に、
学校生活を含めて困りごとが続いている
学習だけでなく日常生活にも大きく影響している
など、保護者として気になる状態が続く場合は、自己判断で原因を決めつけず、学校の先生など身近な相談先へ相談することも検討してください。
必要に応じて、専門機関について相談することもできます。
ポモドーロは小学生なら短くして使う
ポモドーロ・テクニックでは、
25分集中 → 5分休憩
という時間設定がよく知られています。
しかし、小学生が使う場合まで25分にこだわる必要はありません。
例えば、
5分勉強
↓
休憩
↓
5分勉強
や、
10分勉強
↓
休憩
↓
10分勉強
という使い方もできます。
特に1年生なら、
長時間集中する練習
ではなく、
短い時間で一つの宿題を進める
ことを目的にすると使いやすくなります。
年齢を問わず試せる基本的な工夫は、集中できない時の原因別の対処法でも紹介しています。
Pomolikaで宿題を短く区切る
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
小学生の宿題なら、
今日する宿題を確認する
↓
最初にするものを一つ決める
↓
Pomolikaを5分や10分に設定する
↓
その宿題だけ進める
↓
時間になったら一度区切る
という使い方ができます。
例えば、
10分:算数
↓
休憩
↓
10分:国語
という形です。
25分に合わせることより、
その子が取り組みやすい長さ
に時間を変更してみましょう。
まとめ
小学生や1年生が集中できないときは、
もっと長く集中させる
ことだけを考えず、勉強を始めやすい状態を作ってみましょう。
例えば、
- 宿題を一つずつ進める
- 「宿題」ではなく具体的な作業を決める
- 問題数を小さく区切る
- 5分や10分から始める
- 机の上から気になるものを減らす
- テレビやゲームから距離を取る
- 分からない問題で止まっていないか確認する
- 帰宅後に短い休憩を入れる
- 眠気が強ければ睡眠も確認する
- できた時間や問題数を具体的に見る
といった方法があります。
まず、
宿題全部を終わらせる
ではなく、
算数を5問だけ
10分だけ
と小さくしてみましょう。
短い時間でも一つ進められれば、そこから次の宿題へつなげられます。