「受験期なのに勉強へ集中できない」「12月になって本番が近づいてきたら、逆に勉強が手につかなくなった」。
受験期には、
本番まであと少し
このままで間に合うかな
模試の判定が気になる
と、受験そのものについて考える時間が増えることがあります。
一方で、
好きな人のことが気になる
メッセージを確認したい
友人関係について考えてしまう
など、受験とは別のことが頭から離れない場合もあるでしょう。
そんなとき、
受験生なんだから勉強だけ考えないと
と無理にすべての考え事を消そうとする必要はありません。
まず、
今考えても答えが出ないこと
と
今できる勉強
を分けてみましょう。
この記事では、受験期になって焦りや恋愛などが気になり、勉強へ集中できないときの対処法を紹介します。
受験期になると集中できなくなることがある
受験勉強を始めたころは集中できていたのに、
本番が近づいてから集中できない
と感じることがあります。
受験まで時間があったころは、
今日は数学をする
だけを考えられていたのに、本番が近づくと、
合格できるかな
この勉強量で足りるかな
志望校を変えるべきかな
など、結果について考えることが増える場合があります。
まず、
勉強する時間
と
受験について考える時間
が混ざっていないか確認してみましょう。
12月になって集中できない場合
大学受験では、12月になると本番が近づいた感覚が強くなる人もいるでしょう。
すると、
もう12月なのに終わっていない
と、できていないことへ目が向きやすくなります。
しかし、
12月なのに
と考え続けても、今日の勉強は進みません。
まず、
今日すること
へ戻ります。
例えば、
英単語30個
数学5問
共通テスト英語を一題
などです。
残り期間全部ではなく、今日の一作業へ小さくしてみましょう。
「あと何日しかない」を考え続けない
受験が近づくと、
あと50日
あと30日
など、残り日数が気になります。
計画を作るために確認することはできます。
しかし、問題を解いている途中にも、
あと○日しかない
と考えていると、目の前の問題へ意識を向けにくくなります。
残り日数は計画を確認するときに見る。
勉強を始めたら、
今の問題
へ戻ります。
予定より遅れていて焦る場合
以前作った計画より勉強が遅れていると、
全部取り戻さないと
と思うことがあります。
例えば、
今日数学3時間
英語3時間
理科2時間
と、急に予定を増やしたくなるかもしれません。
しかし、大きすぎる予定を作ると、何から始めればよいか分からなくなる場合があります。
古い計画へ無理に追いつくより、
今から本番まで何を優先するか
を考え直してみましょう。
やることを増やすより減らす
本番が近づくと、
この参考書も必要かもしれない
この問題集もやったほうがいい
と教材を増やしたくなることがあります。
すると、
どれも終わっていない
という感覚が強くなる場合があります。
新しいものを追加する前に、
今使っている教材で何を終えるか
を確認してみましょう。
受験期後半ほど、することを増やすだけではなく、優先順位をつけることも大切です。
模試の判定を何度も考えてしまう場合
模試の結果が悪かった場合、
この判定では無理かもしれない
と勉強中にも思い出すことがあります。
そのときは、
判定そのもの
ではなく、
模試から何を直すか
へ変えてみましょう。
例えば、
数学の数列で失点が多かった
なら、
数列を5問復習する
という具体的な勉強にします。
結果を眺め続けるのではなく、次の行動へ変えます。
周囲の受験生が気になる場合
12月ごろになると、学校や塾でも受験の話題が増える場合があります。
あの人はもう過去問を何年分も解いている
毎日何時間も勉強しているらしい
と聞くと、焦ることがあります。
しかし、ほかの人と自分では、
志望校
得意科目
現在の課題
が違います。
周囲の進み具合ではなく、
自分が次に何をする必要があるか
へ戻りましょう。
SNSで勉強時間を比べすぎない
SNSでは、
今日は10時間勉強
模試で○点
など、受験生の投稿を見ることがあります。
それを見てやる気が出る場合もありますが、
自分は全然足りない
と焦るなら距離を取る方法があります。
勉強する時間だけスマホを離すなど、ほかの受験生の情報が入らない時間を作ってみましょう。
恋愛が気になって受験勉強へ集中できない場合
受験生だからといって、勉強以外のことを考えなくなるわけではありません。
好きな人がいれば、
今何をしているかな
メッセージが来ていないかな
受験が終わったらどうなるかな
など、気になることもあるでしょう。
そのことを、
考えちゃダメだ
と無理に頭から消そうとするより、
今は勉強
あとで考える
と時間を分けてみましょう。
好きな人からのメッセージが気になる場合
勉強中に、
返信が来たかな
と何度もスマホを確認すると、そのたびに勉強が止まります。
例えば、
次の25分はスマホを見ない
↓
一区切りしたら確認する
という方法があります。
すぐ返信する必要がない時間なら、スマホを机から離してみましょう。
返信を待ちながら勉強しない
メッセージを送ったあと、
まだ来ない
と数分おきにスマホを見ることがあります。
返信が来る時間は自分では決められません。
そこで、
次にスマホを見る時間
を決めます。
例えば、
数学を25分したあと
です。
待っている時間を、そのまま一回分の勉強へ使ってみましょう。
恋愛について考える時間を分ける
好きな人について考えること自体を禁止する必要はありません。
例えば、
勉強が終わったあと
にメッセージを確認したり、考え事をしたりします。
勉強中に思いついたことが気になるなら、
あとで考える
と一言だけメモしておく方法もあります。
書いたら、今の問題へ戻ります。
受験が終わったあとのことを考えすぎる場合
受験期には、
大学へ行ったら
受験が終わったら遊びたい
好きな人と会いたい
など、本番後のことを考えることがあります。
楽しみにすること自体は問題ありません。
ただ、そのまま長時間考えて勉強が止まるなら、
受験後にしたいこと
としてメモしておきましょう。
そして、今の勉強へ戻ります。
恋愛を理由に自分を責めない
勉強中に好きな人のことを考えると、
受験生なのに何をしているんだ
と思うかもしれません。
しかし、自分を責めることに時間を使っても、勉強は進みません。
考えていたことに気づいたら、
今は何をしていた?
と確認します。
数学なら次の一問。
英語なら次の一段落へ戻ります。
人間関係が気になって集中できない場合
恋愛だけではなく、
友人との会話
学校であったこと
などが気になる場合があります。
何度も同じことを考えているなら、一度メモしてみましょう。
今すぐ対応する必要がなければ、
あとで考えること
として勉強へ戻ります。
受験期に友人との距離が変わることもある
受験期になると、
勉強に集中する人
推薦などで進路が決まった人
など、周囲の状況が変わる場合があります。
その違いが気になり、勉強へ集中できないこともあるでしょう。
自分と友人の受験スケジュールは同じとは限りません。
自分が今必要な勉強へ意識を戻します。
勉強中に将来を考え始めたらメモする
受験期には、
この大学でいいのかな
将来何をしたいんだろう
と考えることがあります。
大切な問題ですが、数学の問題を解きながら同時に答えを出す必要はありません。
例えば、
進路について日曜に考える
とメモします。
時間を別に確保し、勉強時間には目の前の作業へ戻ります。
頭の中を全部勉強にしようとしない
受験期だから、
24時間受験のことを考えなければ
とする必要はありません。
食事をする。
休憩する。
人と話す。
趣味について考える。
そうした時間もあります。
重要なのは、
勉強する時間には勉強する
という区切りを作ることです。
まず10分だけ勉強へ戻る
焦りや考え事でまったく手につかないなら、
これから5時間勉強する
と考える必要はありません。
まず、
10分だけ
にします。
例えば、
10分:英単語
です。
10分できたら、もう10分。
それでも難しければ一度休憩します。
25分だけ受験のことではなく問題を見る
ある程度勉強できそうなら、
25分
に区切ります。
その25分は、
合格できるか
ではなく、
今解いている問題
だけを見ます。
例えば、
25分:数学
↓
5分:休憩
↓
25分:英語
という形です。
25分でも長ければ短くする
焦りが強い日は、25分でも長く感じることがあります。
その場合は、
10分
15分
でも構いません。
受験生だから長時間集中できなければならないわけではありません。
まず、勉強へ戻れる時間を一つ作りましょう。
受験期ほど「次にすること」を決める
焦っていると、
勉強しないと
という言葉だけが頭の中に残り、実際に何をするか決まっていない場合があります。
そこで、
数学を5問
英単語を30個
過去問の大問1だけ
と具体的にします。
「受験勉強」ではなく、今できる行動へ変えてみましょう。
一日の最低ラインを決める
どうしても集中できない日には、
今日はこれだけはする
という最低ラインを決める方法があります。
例えば、
英単語30個
数学5問
です。
全部予定どおり進まなくても、最低限を終えたら次の日へつなげます。
一日崩れただけで受験勉強全体を諦めないようにしましょう。
集中できなかった一日を翌日まで引きずらない
12月など本番が近い時期では、一日勉強できないだけでも、
大事な一日を無駄にした
と思うことがあります。
しかし、過ぎた時間を取り戻すことはできません。
原因を簡単に確認したら、
明日の最初に何をするか
を決めます。
次の一日まで自己嫌悪を持ち越さないようにしましょう。
夜更かしで全部取り戻そうとしない
昼間に集中できなかったから、
夜中までやらないと
と思うことがあります。
しかし、睡眠時間を削ると翌日の眠気などにつながる可能性があります。厚生労働省は、睡眠不足が日中の眠気や注意力・判断力の低下などと関連することを示しています。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}
一日の遅れを一晩で全部取り戻すのではなく、翌日以降の予定も含めて考えてみましょう。
不安が続いている場合
受験期には不安を感じることがあります。
ただ、
不安や気分の落ち込みが強い
長く続いている
勉強だけでなく普段の生活にも大きく影響している
場合は、集中方法だけで対応し続けないことも大切です。
厚生労働省「こころの耳」では、強いストレスが長く続いた場合に不安感や活気の低下などが現れることがあると案内しています。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}
一人で抱え続けず、保護者や学校・予備校の先生など、相談できる相手へ話すことも検討してください。
大学受験全般の進め方は、受験生が勉強に集中できないときの対処法も参考にしてください。
Pomolikaで「受験全体」から「次の一回」へ戻る
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
受験期に焦りや恋愛などが気になって集中できないときは、
受験までずっと集中する
ためではなく、
次の短い時間だけ勉強へ戻る
ために使う方法があります。
例えば、
数学を5問すると決める
↓
スマホを離す
↓
Pomolikaを15分や25分に設定する
↓
その時間は数学だけ進める
↓
タイマーが鳴ったら一度休憩する
という流れです。
好きな人からの連絡が気になるなら、
この25分が終わったら確認する
と決めても構いません。
本番まであと何日。
合格できるか。
恋愛はどうなるか。
そうした大きなことではなく、
今の15分で何をするか
まで小さくしてみましょう。
まとめ
受験期に集中できないときは、勉強方法だけではなく、
本番への焦り
周囲との比較
恋愛
人間関係
などが頭を占めていないか確認してみましょう。
例えば、
- 12月だからと受験全体を一度に考えない
- 残り日数は計画するときだけ確認する
- 勉強することを増やしすぎない
- 模試の結果を具体的な復習へ変える
- SNSで周囲と比較しすぎない
- 恋愛について考える時間と勉強時間を分ける
- スマホを見る時間を決める
- 気になることはメモしてあとへ回す
- 10分や25分だけ目の前の勉強をする
- 集中できなかった一日を翌日まで引きずらない
といった方法があります。
受験期だからといって、受験以外のことを一切考えなくなるわけではありません。
焦った。
好きな人のことを考えた。
別のことが気になった。
そこで勉強が終わりになるわけでもありません。
気づいたら、
今は何をしていた?
と戻る。
英単語30個。
数学5問。
まず15分。
受験全体ではなく、次の一回の勉強へ戻ってみましょう。