集中できない二次試験大学受験受験勉強

二次試験で集中できない?大学受験の記述問題で集中が切れるときの対処法

大学入試の二次試験で集中できない、難しい記述問題で手が止まるときの対処法を紹介します。一問に時間を使いすぎない、分かるところから書く、本番形式の演習をするなど、二次試験へ集中して取り組む方法を解説します。

「二次試験の問題を解いていると途中で集中できなくなる」「難しい問題で手が止まり、そのあとも集中が戻らない」。

大学入試の二次試験では、

長い文章を読む

計算過程を書く

記述答案を作る

複数の問題を時間内に解く

など、共通テストとは違った形で集中力を使うことがあります。

特に難しい問題に当たると、

分からない

何分も考え続ける

時間が気になる

焦る

次の問題にも集中できなくなる

という状態になることがあります。

そんなときは、

試験時間中ずっと完璧に集中する

ことよりも、

一問で止まりすぎない

今書けることを整理する

集中が切れたら次の行動へ戻る

ことを意識してみましょう。

この記事では、大学入試の二次試験で集中できないときの対処法を紹介します。

二次試験で集中できないのはなぜ?

二次試験で集中できない理由は一つとは限りません。

例えば、

  • 問題が難しい
  • 一問に時間を使いすぎる
  • 記述内容がまとまらない
  • 計算が長い
  • 残り時間が気になる
  • 前の問題を引きずる
  • 本番への緊張がある
  • 試験時間が長く後半で疲れる
  • 過去問を本番形式で解く練習が少ない
  • 合否について考えてしまう

などがあります。

まず、

二次試験に集中できない

とまとめるのではなく、

どこで集中が切れているのか

を確認してみましょう。

難しい一問で止まりすぎない

二次試験では、すぐに解き方が分からない問題が出ることがあります。

そんなとき、

ここを解かないといけない

と一問へ長時間使うと、ほかの問題へ進む時間が減ります。

普段の過去問演習から、

一定時間考えて方針が立たなければ次へ進む

という判断も練習しておきましょう。

あとで戻れるように印をつけます。

「解けない」と考え続けない

問題を見て、

全然分からない

と思うと、そのまま思考が止まることがあります。

そんなときは、問題全体ではなく、

何が与えられているか

何を求められているか

使えそうな知識は何か

へ分けてみましょう。

「この問題を解く」ではなく、

最初にできること

を探します。

数学は書けるところから書く

数学で解法がすぐ見えない場合でも、

条件を書き出す

図を書く

分かっている式を書く

など、できることがあります。

頭の中だけで考え続けず、答案用紙や問題用紙へ情報を出してみましょう。

書いた内容から、次の考え方が見つかる場合があります。

計算が合わなくても同じ場所を繰り返しすぎない

計算結果がおかしいと、

どこか間違えた

と最初から何度もやり直すことがあります。

時間を使いすぎそうなら、

怪しい場所へ印をつける

いったん次へ進む

時間があれば戻る

という方法もあります。

一つの計算ミスで試験全体を止めないようにしましょう。

記述問題で考えがまとまらない場合

国語や英語、論述問題などでは、

何を書けばいいか分からない

ことがあります。

その状態で完成した文章をいきなり作ろうとすると、手が止まる場合があります。

まず、

結論

理由

本文や資料の根拠

など、必要な要素を簡単に整理してみましょう。

そのあと文章へつなげます。

最初からきれいな答案を作ろうとしない

記述問題では、

完璧な文章を書かなければ

と思うほど書き始められないことがあります。

下書きを使える場合は、

キーワード

論点

などを簡単に並べます。

まず内容を作り、そのあと答案として整えます。

英語の記述で止まる場合

英作文などで、

この表現で合っているかな

と一文へ長時間使うことがあります。

難しい表現を無理に使うより、自分が書ける表現へ言い換えられないか考えてみましょう。

普段の演習でも、

言いたい内容を簡単な英文へ変える

練習をしておくと、本番で止まりにくくなります。

長文読解で集中が切れる場合

英語や国語の長文を読んでいる途中で、

文字を追っているだけになった

と感じることがあります。

そんなときは、

今読んでいる段落は何についてか

を一度確認します。

そのままページを進めるより、現在地を確認してから続きを読みましょう。

前の問題を引きずらない

一問飛ばしたあと、

あの問題が解けなかった

と次の問題を解きながら考えることがあります。

しかし、次の問題まで失点する原因になる場合があります。

飛ばした問題には印をつけ、

今は次の問題

と切り替えましょう。

戻る時間はあとで作れます。

解けなかった問題を失敗と決めない

二次試験では、全問を完全に解けることを前提にしない試験もあります。

そのため、一問分からなかっただけで、

もうダメだ

と試験全体を評価しないようにしましょう。

今解ける問題へ進みます。

試験が終わるまで結果は決まりません。

残り時間を何度も見すぎない

二次試験では時間配分も重要です。

しかし、

あと何分

と何度も時計を見ると、そのたびに問題から意識が離れます。

例えば、

大問を一つ終えたとき

など、時間を見るタイミングを決めておく方法があります。

普段の過去問演習でも試してみましょう。

大問ごとの目安時間を作る

過去問を解きながら、

この科目ではどの大問にどれくらい時間を使うか

を確認してみましょう。

目安があれば、本番で一問に使いすぎていることへ気づきやすくなります。

ただし、問題の難易度によって変わるため、絶対的な時間ではなく目安として使います。

解く順番を固定しすぎない

普段、

必ず1番から順番に解く

と決めていても、本番で最初の問題が難しい場合があります。

試験のルール上問題を自由に見られるなら、

解きやすい問題から始める

方法もあります。

過去問演習で、自分がどの順番なら進めやすいか確認してみましょう。

最初に問題全体を見る方法もある

試験開始後、まず全体を軽く確認し、

すぐ解けそう

時間がかかりそう

という感触を見る方法があります。

そこから順番を決めます。

ただし、全体を見ることに時間を使いすぎないようにしましょう。

「捨て問」を本番で突然判断しない

難しい問題をどこまで追うかは、大学・科目・自分の得意不得意によって変わります。

過去問演習を通して、

この程度なら一度飛ばす

という基準を作っておくと、本番で判断しやすくなります。

一問に固執して残り時間を使い切ることを避けましょう。

部分点を意識して書けることを書く

記述式では、完全な答えまでたどり着かなくても、途中の考え方を書く意味がある場合があります。

ただし、採点方法は大学や科目によって異なり、部分点の有無や基準を外部から正確に判断できるとは限りません。

そのため、

必ず部分点がもらえる

とは考えず、まず問題の指示に従い、自分が論理的に書けるところまで答案を作ります。

白紙のまま長時間考え続けない

何も書かないまま考えていると、

あとどれくらい考えるべきか

が分からなくなることがあります。

例えば、

使えそうな公式

条件

途中式

などを書きます。

それでも方針が立たなければ、一度次へ進む判断をします。

二次試験では考える時間も必要

共通テストのようにテンポよく問題を進めることだけが正解ではありません。

二次試験では、一問をじっくり考える必要がある場合もあります。

そのため、

少し手が止まった=集中できていない

とは限りません。

重要なのは、

考えているのか

それとも、

焦って同じことを繰り返しているだけなのか

を分けることです。

本番形式の過去問演習をする

普段、

一問だけ

時間無制限

で過去問を解いている場合、本番の長い試験時間に慣れていないことがあります。

定期的に、

実際の試験時間

に合わせて通して解く練習をしてみましょう。

そこで、

後半で集中が切れる

時間配分が崩れる

など、自分の傾向を確認します。

普段の勉強まで毎回本番形式にしなくていい

一方、過去問を毎回すべて通して解く必要はありません。

例えば、

今日は数学の大問一つ

今日は英作文だけ

など、弱点を個別に練習する日も作れます。

本番形式の演習と、部分練習を使い分けましょう。

過去問は解く時間と復習を分ける

二次試験の過去問は、解くだけでも時間がかかることがあります。

さらにそのまま復習まで全部すると、非常に長い勉強になります。

例えば、

午前:本番形式で解く

午後:復習

など、分ける方法があります。

一つの作業を大きくしすぎないようにします。

復習では集中が切れた場所も確認する

過去問の復習では、

正解したか

だけでなく、

どこで集中が切れたか

も確認してみましょう。

例えば、

難問で10分以上止まった

後半から問題文を読み直す回数が増えた

などです。

次の演習では、その場面でどう切り替えるか試します。

間違いの原因を分ける

不正解だった問題も、

知識不足

計算ミス

問題文の読み違い

時間不足

集中が切れた

では原因が違います。

全部を、

実力不足

とまとめないようにしましょう。

原因が分かれば、次にする練習も具体的になります。

後半で集中が切れる場合

試験時間が長い科目では、後半になると疲れを感じる場合があります。

本番形式の演習をしたとき、

何分くらいから集中しにくいか

を確認してみましょう。

例えば、

60分以降から読み直しが増える

と分かれば、長時間の演習へ少しずつ慣れる方法があります。

短い演習から時間を伸ばす

いきなり長い過去問を通すと集中できないなら、

30分

45分

本番時間

と伸ばす方法があります。

ただし、本番が近い場合は実際の試験時間で解く練習も必要です。

短い練習だけで終わらないようにしましょう。

本番の時間帯で過去問を解いてみる

実際の試験開始時刻が分かっているなら、ときどき同じ時間帯で過去問を解く方法があります。

例えば午前中の試験なら、午前中に本番形式を行います。

ただし、実際の日程・時刻は受験する大学の最新の募集要項や受験案内を必ず確認してください。

二次試験が近づいて集中できない場合

試験日が近づくと、

去年より難しかったら

自分の苦手分野が出たら

など、まだ分からないことを考える場合があります。

今できることは、

過去問を確認する

弱点を復習する

生活を整える

などです。

まだ出ていない問題について考え続けるより、今日する勉強へ戻りましょう。

共通テストの結果を引きずっている場合

二次試験前には、共通テストの結果が気になっている場合もあります。

もっと取れていれば

と考えても、すでに受験した試験の答案は変えられません。

二次試験を受けると決めたなら、

今から二次試験で何をするか

へ意識を移します。

必要な出願判断などについては、学校や予備校など信頼できる相手へ相談することも考えましょう。

合否を考えて手が止まる場合

問題を解きながら、

これが解けないと落ちるかも

と考えることがあります。

その考えに気づいたら、

今この問題でできることは何か

へ戻ります。

合否は一問を解いている途中ではまだ決まりません。

今の答案を少しでも進めます。

二次試験前日に詰め込みすぎない

前日に、

過去問をもう一年分

苦手分野を全部

と詰め込みたくなることがあります。

しかし、翌日に長い試験へ取り組むことも考える必要があります。

これまで間違えた内容の確認など、前日にすることを絞る方法があります。

睡眠時間を削りすぎない

試験直前に夜遅くまで勉強すると、睡眠時間が短くなる場合があります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠不足は日中の眠気や注意力・判断力の低下などと関連するとされています。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

二次試験で長時間考える必要があるからこそ、前日の勉強時間だけでなく翌日の状態も考えましょう。

本番で集中が切れたら現在地を確認する

試験中、

何を考えていたか分からなくなった

と感じることがあります。

そんなときは、

今どの問題を解いているか

何を求めているか

どこまで書いたか

を確認します。

それでも進まなければ、いったん別の問題へ移る判断もあります。

一度の集中切れで試験全体を諦めない

本番で数分うまく考えられなかったとしても、

もう今日の試験はダメだ

と決める必要はありません。

次の問題へ移れば、解ける問題があるかもしれません。

二次試験では、

一問ずつ

答案を積み上げていきましょう。

大学受験全般の進め方は、受験生が勉強に集中できないときの対処法も参考にしてください。

Pomolikaで二次試験の普段の勉強を区切る

Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。

二次試験対策では、本番形式の過去問を25分ごとに止めるためではなく、

普段の問題演習や復習

を区切るために使う方法があります。

例えば、

40分:数学の記述問題

休憩

25分:解説を確認

休憩

25分:もう一度解く

という流れです。

英語なら、

25分:長文

休憩

25分:復習

でも構いません。

短時間しか集中できない日は10分や15分から始めてもよいでしょう。

一方、本番形式の過去問では、受験する大学の実際の試験時間に合わせて通して解きます。

普段の練習は区切る。

本番形式は本番の時間で練習する。

というように使い分けてみましょう。

Pomolikaのタイマーを使う

まとめ

大学入試の二次試験で集中できないときは、

試験時間ずっと完璧に集中する

ことだけを目標にする必要はありません。

例えば、

  • 難しい一問で止まりすぎない
  • 問題を小さく分けて考える
  • 数学では条件や式を書き出す
  • 記述では要点から整理する
  • 前の問題を引きずらない
  • 時計を見るタイミングを決める
  • 過去問で時間配分を練習する
  • 本番形式と部分練習を分ける
  • 復習では集中が切れた場面も確認する
  • 後半で切れるなら長時間演習へ少しずつ慣れる

といった方法があります。

二次試験では、難しい問題に出会うこともあります。

そこで止まり続けるのではなく、

今書けることは何か

を考える。

難しければ次へ進む。

時間があれば戻る。

集中が切れたら、今の一問へ戻る。

試験全体ではなく、一つずつ答案を作っていきましょう。