「人の話を聞いているのに集中できない」「途中から何を話しているのか分からなくなる」。
会話や説明を聞いていて、
最初は聞いている
↓
別のことを考える
↓
話へ戻る
↓
何の話だったか分からない
ということがあります。
あるいは、
話が長い
情報が多い
知らない言葉が出てくる
ことで、途中から内容を追えなくなる場合もあるでしょう。
そんなとき、
もっとちゃんと聞かないと
と考えるだけではなく、
話の要点を探す
短くメモする
分からなくなったら確認する
など、聞き方そのものを変えてみましょう。
この記事では、人の話に集中できないときの対処法を紹介します。
人の話に集中できないのはどんな状態?
人の話に集中できないといっても、状態はさまざまです。
例えば、
- 話の途中で別のことを考える
- 最初の内容を忘れる
- 長い説明についていけない
- 会話の途中でぼーっとする
- 相手の言葉は聞こえるのに意味が入らない
- 会議になると集中が切れる
- 授業や講義で途中から分からなくなる
- 話を聞いたあと内容を思い出せない
- 次に何を言おうか考えてしまう
- 周囲の音が気になる
などがあります。
まず、
どの場面で話を追えなくなるのか
を確認してみましょう。
会話中に別のことを考えてしまう場合
人の話を聞いている途中で、
今日の予定
仕事
別の会話
などを考えることがあります。
気づいたら、
今どこまで話していた?
と現在の話へ戻ります。
一度も別のことを考えないことより、
気づいたら戻ること
を意識してみましょう。
次に自分が話すことを考えすぎない
会話では、
次は何て返そう
と考えている間に、相手の話を聞き逃すことがあります。
例えば、
どう答えるか
ではなく、
今相手は何を伝えているか
へ一度戻ります。
返答は、相手が話し終わってから考えても構いません。
話の要点を一つ探す
説明が長いと、
全部覚えないと
と思って途中から分からなくなる場合があります。
そんなときは、
結局何を伝えたい話なのか
を探してみましょう。
例えば、
お願い
報告
相談
などです。
細かい言葉すべてではなく、まず話の中心を追います。
「何の話か」を途中で確認する
長い説明を聞いていると、
今は何について話しているんだっけ
となることがあります。
頭の中で、
今は納期の話
今は原因の説明
というように、一言で確認してみましょう。
話の現在地を作ります。
会議ではメモを取る
会議の話を全部頭の中だけで覚えようとすると負担になる場合があります。
例えば、
決まったこと
自分がすること
確認が必要なこと
だけメモします。
すべて書き起こす必要はありません。
メモを取りすぎない
一方、会話を一字一句書こうとすると、
書くこと
へ集中して話を聞けなくなる場合があります。
例えば、
納期:金曜
担当:自分
くらいの短いメモにします。
聞くことと記録することのバランスを取ってみましょう。
キーワードだけ書く
文章でメモする必要はありません。
例えば、
原因
期限
担当
という単語だけでも構いません。
あとから見て話を思い出せる程度にします。
分からない言葉が出てもそこで止まり続けない
人の話では、知らない言葉が出ても相手はそのまま話し続けます。
その言葉について、
何だったっけ
と考えているうちに、その後も聞き逃すことがあります。
あとで確認できるなら、
?
とメモして、今の話へ戻ります。
重要な言葉ならその場で確認する
一方、その言葉が分からないために、
以降の話が全部分からない
なら確認しても構いません。
例えば、
すみません、○○というのはどういう意味ですか?
と聞きます。
分からないまま最後まで聞き続けないようにします。
聞き逃したら確認する
途中で話が分からなくなったとき、
分かったふり
をすると、その後も内容がつながらない場合があります。
必要なら、
今の部分をもう一度お願いします
○○という理解で合っていますか?
と確認します。
聞き直すことも会話の一部です。
要約して確認する
相手の説明が終わったら、
つまり○○ということですか?
と自分の言葉で確認する方法があります。
理解が合っているか確認できます。
同時に、自分がどこまで聞けていたかも分かります。
長い説明に集中できない場合
説明が10分、20分と続くと、途中で集中が切れることがあります。
そんなときは、
今の話の結論
を探します。
また、可能な場面なら、
一度ここまで確認していいですか
と区切る方法もあります。
話を小さなまとまりで理解する
例えば、
背景
↓
問題
↓
対応方法
というように、話をいくつかのまとまりに分けます。
一度に説明全体を理解しようとしないようにします。
会議が長い場合
長い会議では、
最初から最後まで同じ集中力
を保つのが難しい場合があります。
そこで、
自分に関係する話
決定事項
次のアクション
を特に意識します。
会議全部を同じ強さで聞こうとしなくても構いません。
会議前に目的を確認する
会議へ入る前に、
今日は何を決める会議なのか
を確認しておく方法があります。
目的が分かっていれば、
この話は何につながるのか
を追いやすくなります。
自分の確認事項を先に書いておく
会議中に、
これ聞かないと
と覚え続けていると、ほかの話に集中しにくくなる場合があります。
会議前に確認事項を書いておきましょう。
頭の中で覚えておく必要を減らします。
オンライン会議で集中できない場合
オンライン会議では、
メール
チャット
別のブラウザ
が同じ画面にあります。
そのため、話を聞きながら別の仕事を始めることがあります。
会議中は、必要のないウィンドウを閉じる方法があります。
オンライン会議中に別作業をしない
会議を聞きながら、
メール返信
資料作成
をすると、話が途切れる場合があります。
自分が聞く必要のある会議なら、その時間は会議へ寄せてみましょう。
作業は終了後に戻ります。
カメラの有無より環境を整える
オンライン会議で集中できない理由を、
カメラをつければ解決する
と一つに決める必要はありません。
スマホを離す。
不要なタブを閉じる。
メモを取る。
など、まず自分の環境を整えてみましょう。
授業で人の話に集中できない場合
授業では、
長い説明
板書
教科書
を同時に追うことがあります。
全部を同時に完璧に処理しようとすると、途中で分からなくなる場合があります。
まず、
先生が今説明していること
を聞きます。
必要なところだけメモします。
板書を写すことだけに集中しない
黒板やスライドを全部写していると、
何について説明していたか分からない
ことがあります。
あとで資料を見られるなら、重要な部分だけメモする方法があります。
聞くことを優先する時間も作ります。
授業中に分からなくなったら印をつける
授業中に、
ここから分からない
となったら、ノートへ印をつけます。
その場ですべて理解しようとして止まり続けず、まず次の話へ戻ります。
あとで質問や復習をします。
一対一の会話でも集中できない場合
友達や家族との会話でも、途中で別のことを考えてしまう場合があります。
そのときは、
相手の最後の一文
へ意識を戻してみましょう。
何を伝えようとしているのかを確認します。
相手の表情だけ見て内容を聞いていない場合
会話中に、
怒っている?
自分の反応変じゃない?
と相手の様子ばかり気になる場合があります。
すると話の内容が入らなくなることがあります。
まず、
今何を話しているか
へ戻ります。
必要なら、そのあと相手の様子について考えます。
緊張して人の話が入らない場合
面接。
上司との面談。
初対面。
などでは緊張して、話が入ってこない場合があります。
そんなときは、
全部覚える
ではなく、
質問は何か
だけに集中してみましょう。
分からなければ聞き直しても構いません。
面接で質問を聞き逃した場合
面接中に緊張して、
質問の途中から分からなくなった
場合があります。
そのときは、
申し訳ありません、もう一度質問をお願いできますか
と確認する方法があります。
聞き取れなかったまま回答を始めるより、質問を確認します。
電話で話に集中できない場合
電話では相手の表情が見えないため、声だけで内容を追います。
そのため、
数字
名前
日時
などはメモしてみましょう。
必要なら復唱します。
数字や日時は復唱する
例えば、
15日の14時ですね
というように確認します。
聞き間違いも防ぎやすくなります。
特に重要な情報は、頭の中だけで覚えないようにします。
人の話を聞きながらスマホを見ない
会話中にスマホを見ると、
通知
メッセージ
などへ注意が移ります。
聞きたい話なら、スマホを伏せるだけでなく、少し離してみましょう。
一つの会話だけを見る時間を作ります。
パソコン画面も気になる場合
対面の会話でも、目の前にパソコンがあると、
メール
チャット
が気になる場合があります。
必要がなければ画面を閉じるなど、会話に関係ないものを減らしてみましょう。
周囲の話し声が気になる場合
一人の話を聞いているのに、周囲の別の会話が耳へ入る場合があります。
可能なら、
静かな場所へ移る
席を変える
など、環境を調整します。
集中力だけで複数の声を無視しようとしなくても構いません。
疲れていると話が入らない場合
仕事の終盤や夜になると、
人の説明を聞いても頭に入らない
ことがあります。
その場合は、疲れも確認してみましょう。
重要な打ち合わせを自分で調整できるなら、比較的集中しやすい時間に入れる方法があります。
眠いと話が頭に入らない場合
強い眠気があると、
声は聞こえるけれど意味が残らない
ことがあります。
集中方法だけではなく、睡眠不足がないかも確認してみましょう。
ストレスで別のことを考えてしまう場合
人の話を聞いていても、
仕事の悩み
人間関係
などが頭から離れない場合があります。
気になることを一言メモして、今の話へ戻ります。
あとで考える時間を作ります。
相手の話が長すぎる場合
自分の集中力だけではなく、
話そのものが長い
こともあります。
仕事などで確認可能なら、
つまり○○ということでしょうか
と途中で要点を確認する方法があります。
情報を整理しながら聞きます。
結論を先に聞く方法
仕事上の会話などで可能なら、
先に結論を教えてもらえますか
と聞くことで理解しやすくなる場合があります。
ただし、相手や場面に合わせて使いましょう。
話を聞いたあと一言でまとめる
会話が終わったあと、
結局何の話だった?
と一言でまとめてみます。
例えば、
金曜までに資料を出す話
です。
理解できていなければ、その時点で確認できます。
会話後すぐ行動へつなげる
仕事の指示なら、
話を聞く
↓
次にすることを書く
という流れにします。
例えば、
資料を修正
です。
聞いた内容をそのまま頭の中に残さず、行動へ変えます。
「ちゃんと聞けなかった」と自分を責め続けない
話を聞き逃すと、
自分は人の話を聞けない
と思うことがあります。
しかし、一度聞き逃したら、
確認する
ことができます。
会話では、聞き直しや要約も使えます。
一度聞き逃してもその後へ戻る
一文聞き逃したからと、
もう全部分からない
と思う必要はありません。
今聞こえている部分へ戻ります。
必要なら、最後に分からなかった部分を確認します。
人の話を聞くことを「長時間集中」にしない
会話中ずっと強く集中し続けることを目標にすると疲れる場合があります。
話のまとまりごとに、
今の要点は何か
と確認します。
長い会話を小さく区切って聞いてみましょう。
集中できない状態が長く続く場合
人の話だけではなく、
仕事
読書
日常生活
でも集中しにくい状態が続いている場合があります。
その場合は、
聞き方の工夫だけ
で対応し続けないことも大切です。
睡眠。
疲れ。
ストレス。
体調。
など、最近変わったことがないか確認してみましょう。
日常生活で困るほど続く場合
人の話がほとんど頭に入らず、
仕事や学校で大きく困っている
何度聞いても内容を保持できない
ほかの場面でも集中しづらい状態が続いている
場合は、自分だけで集中方法を試し続けず、必要に応じて医療機関などへ相談することも検討してください。
会議に絞った工夫は、ミーティングに集中できないときの対処法も参考にしてください。
Pomolikaで「聞く前の作業」を区切る
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
人の話そのものへタイマーを使う場面は多くありません。
ただ、
会議前まで別の仕事を続けていて頭が切り替わらない
場合は、話を聞く前の作業を区切るために使う方法があります。
例えば、
会議の15分前まで資料を作る
↓
Pomolikaが鳴ったら作業を止める
↓
会議の目的と確認したいことを書く
↓
不要なタブを閉じる
↓
会議へ入る
という流れです。
また、会議後には、
15分:決まったことを整理する
という使い方もできます。
人の話へ集中する時間の前後に区切りを作り、
別の作業を引きずらない
ようにしてみましょう。
まとめ
人の話に集中できないときは、
もっと真剣に聞かないと
と考えるだけではなく、聞き方を変えてみましょう。
例えば、
- 話の要点を一つ探す
- 「今は何の話か」を途中で確認する
- メモはキーワードだけにする
- 分からない言葉ですべて止まらない
- 重要な部分は聞き直す
- 自分の言葉で要約して確認する
- オンライン会議では別作業をしない
- スマホや不要な画面を閉じる
- 疲れや眠気も確認する
- 聞き逃しても今の話へ戻る
といった方法があります。
人の話を一言一句覚える必要はありません。
今は何の話か。
一番大事なことは何か。
自分は次に何をすればいいか。
そこを追ってみる。
途中で分からなくなったら確認する。
「ずっと完璧に聞く」より、話の現在地へ何度でも戻ることを意識してみましょう。