「勉強しているのに、すぐ別のことを考えてしまう」「問題を解いていたはずなのに、気づけば妄想や考え事をしている」。
勉強を始めても、
問題を読む
↓
別のことを思い出す
↓
しばらく考え続ける
↓
勉強へ戻る
↓
また別のことを考える
という状態になることがあります。
そんなとき、
何も考えないようにしないと
と無理に雑念を消そうとする必要はありません。
別のことを考えていたと気づいたら、
気になることは必要ならメモする
今していた勉強を確認する
短い時間だけもう一度取り組む
というように、勉強へ戻る方法を決めておきましょう。
この記事では、勉強中に別のことを考えてしまう、雑念や妄想が浮かんで集中できないときの対処法を紹介します。
勉強中に別のことを考えてしまうのはどんなとき?
勉強中に浮かぶことは人によって違います。
例えば、
- 今日あった出来事
- 明日の予定
- 友人や家族との会話
- 恋愛
- 趣味
- ゲームや動画
- 学校や仕事のこと
- 将来について
- 勉強とは関係のない空想
- 別の教科や課題
などです。
まず、
どんなことを考えているときに勉強が止まるのか
を確認してみましょう。
雑念を完全になくそうとしない
勉強中に別のことを考えた瞬間、
また集中できなかった
と思うことがあります。
しかし、一度別のことを考えたからといって、その日の勉強をやめる必要はありません。
気づいたら、
今は数学をしていた
英単語を覚えていた
と確認して戻ります。
目標は、
一度も別のことを考えないこと
ではなく、
それたことに気づいたら戻ること
です。
気になることはメモしておく
勉強中に、
あとで連絡しないと
明日の準備をしないと
など、実際に必要なことを思い出す場合があります。
そのまま頭の中で、
忘れないようにしよう
と考え続けると、勉強へ戻りにくくなることがあります。
そんなときは、
あとで連絡
明日の持ち物確認
という程度にメモします。
書いたら、今の勉強へ戻りましょう。
メモしたことをその場で始めない
気になることをメモしたあと、
せっかくだから今やろう
と別の作業を始めると、勉強が止まります。
例えば、
あとでメールする
とメモしたら、その場ではメールを開かずに残しておきます。
今すぐ対応する必要があるものを除き、
あとでやるためのメモ
として使います。
勉強する内容を一つだけ決める
雑念が多いときに、
今日は数学も英語も国語もやる
と考えると、別の勉強まで気になりやすくなります。
まず、
数学を5問
英単語を20個
など、一つだけ決めます。
今の時間にすることを明確にしておきましょう。
「勉強する」ではなく具体的にする
「勉強する」では範囲が広すぎます。
例えば、
英語を勉強する
ではなく、
英単語を20個確認する
とします。
数学なら、
問題集の10〜14番を解く
という形です。
別のことを考えていたと気づいたあとも、
何へ戻ればいいか
が分かりやすくなります。
まず5分だけ勉強する
雑念が次々と浮かぶときに、
これから2時間集中する
と考える必要はありません。
まず、
5分だけ
にします。
例えば、
5分:英単語
と決めます。
別のことを考えたら、
今はこの5分だった
と戻ります。
5分終わったら、続けるか一度休むか決めます。
10分だけ一つの勉強をする
5分では短ければ、
10分
でも構いません。
例えば、
10分:数学
↓
一区切り
という形です。
10分間ずっと完璧に集中することより、
意識がそれたら数学へ戻る
ことを繰り返します。
25分が合うならポモドーロで区切る
ある程度集中できるなら、
25分集中
↓
5分休憩
という形も使えます。
例えば、
25分:問題演習
↓
5分:休憩
↓
25分:復習
という流れです。
ただし、雑念が多くて25分が長く感じるなら、10分や15分へ短くして構いません。
勉強中に思いついたことを書く紙を用意する
雑念が多い人は、勉強する机に小さなメモを置く方法があります。
別のことを思いついたら、
買い物
あとで検索
友達に返信
など、一言だけ書きます。
そして勉強へ戻ります。
これを、
雑念メモ
のような場所として使います。
スマホへメモしないほうがいい場合もある
思いついたことをスマホへメモすると、
メモアプリを開く
↓
通知を見る
↓
SNSを見る
という流れになる場合があります。
スマホを見ると脱線しやすいなら、
紙
ノート
などへ書く方法があります。
勉強中にスマホを触る理由を増やさないようにしましょう。
スマホを手元から離す
勉強中の雑念が、
SNSを見たい
動画を見たい
メッセージが気になる
という内容なら、スマホそのものがきっかけになっている場合があります。
集中する時間だけでも、
カバンへ入れる
机から離す
別の部屋へ置く
など、手が届きにくい場所へ移してみましょう。
妄想を始めたことに気づいたら戻る
勉強中に、
もしこうなったら
こんなことがあったら
と、空想を続けてしまうことがあります。
気づいたときに、
考えないようにしないと
と空想そのものと戦う必要はありません。
まず、
今、勉強から離れていた
と確認します。
そして、
問題の続き
今読んでいた行
へ戻ります。
妄想の続きを考えたくなる場合
楽しい空想などでは、
もう少しだけ続きを考えたい
と思うことがあります。
その場合は、
勉強が一区切りしたあと
に考える時間を作る方法があります。
例えば、
25分勉強する
↓
一区切りする
という形です。
勉強時間と自由に考える時間を分けてみましょう。
考え事が止まらない場合は一度書き出す
一つのことを繰り返し考えている場合は、
何が気になっているのか
を一度書き出す方法があります。
例えば、
明日のテストが不安
なら、
まだ覚えていない範囲はどこか
を確認します。
勉強へ関係する内容なら、具体的な作業へ変えられることもあります。
テストのことを考えすぎて集中できない場合
テスト前には、
間に合わなかったらどうしよう
悪い点を取ったらどうしよう
など、勉強以外のことを考えることがあります。
そのまま結果について考え続けるのではなく、
今から何を一つ進められるか
へ戻します。
例えば、
英単語20個
です。
結果ではなく、次の勉強へ範囲を小さくします。
別の教科が気になる場合
数学をしているのに、
英語もやらないと
と思うことがあります。
そのたびに教科を変えると、どの勉強も途中になります。
例えば、
数学を25分
↓
次に英語
と事前に決めておきます。
英語が気になっても、
次にやる予定
として数学へ戻ります。
分からない問題で雑念が増える場合
簡単な問題なら集中できるのに、
難しい問題で手が止まると別のことを考える
場合があります。
その場合、雑念だけではなく、
問題が分からない
ことも原因かもしれません。
例えば、
5分考える
↓
分からなければ印をつける
↓
次へ進む
というルールを作る方法があります。
あとで解説を確認します。
勉強が退屈で妄想してしまう場合
単調な暗記などでは、
別のことを考えたほうが楽しい
と感じることがあります。
そんなときは、
100個全部
ではなく、
20個だけ
へ小さくします。
あるいは、
15分:英単語
↓
休憩
↓
15分:別の教科
というように、勉強内容を区切る方法があります。
同じ勉強を長時間続けない
何時間も同じ教材を見ていると、途中から別のことを考えやすくなる場合があります。
例えば、
25分:数学
↓
休憩
↓
25分:英語
というように変えます。
ただし、数分ごとに教科を変えるのではなく、一つの区切りを終えてから変更しましょう。
音楽が雑念を増やしていないか確認する
音楽を聴きながら勉強していると、
歌詞から別のことを思い出す
曲について考え始める
場合があります。
そんなときは、一度無音で試してみましょう。
反対に、無音だと考え事が増える人もいます。
実際にどちらが勉強へ戻りやすいか確認してみましょう。
人の声がある環境で考えがそれる場合
テレビや家族の会話などが聞こえると、
話の内容が気になる
↓
そこから別のことを考える
という場合があります。
可能であれば、
静かな場所へ移る
テレビを消す
など、環境を変えてみましょう。
集中力だけで周囲を無視しようとしなくても構いません。
読書中に雑念が出る場合
教科書や参考書を読んでいるときに別のことを考え始めると、
数ページ進んだのに何も覚えていない
ことがあります。
そんなときは、
一段落読む
↓
何が書いてあったか一言確認する
という方法があります。
読む範囲を小さくしてみましょう。
リスニング中に別のことを考えてしまう場合
英語リスニングなどでは、一瞬別のことを考えている間にも音声が進みます。
聞き逃した部分を、
何だったんだろう
と考え続けると、さらに次も聞き逃す場合があります。
気づいたら、
今流れている音声
へ戻ります。
聞き取れなかったところは、あとで復習します。
集中できた時間を確認する
勉強中に雑念が多いと、
今日は全然集中できなかった
と思うことがあります。
しかし、
10分は問題を解けた
英単語20個は確認できた
ということもあります。
雑念があった回数だけではなく、
実際に何が進んだか
も見てみましょう。
雑念が出た回数を数えすぎない
集中力を改善しようとして、
今日は10回別のことを考えた
と細かく数えると、それ自体が気になる場合があります。
記録するなら、
スマホが気になった
難しい問題で別のことを考えた
など、傾向を簡単に見る程度でも構いません。
重要なのは回数より、
何がきっかけだったか
です。
疲れていると雑念が増える場合
勉強を長時間続けたあと、
問題より別のことを考えてしまう
ことがあります。
疲れを感じているなら、一度休憩する方法があります。
休憩後は、
次の10分
など短い時間から再開してみましょう。
眠いときは無理に雑念を抑えない
眠い状態では、文章を読んでいても内容が頭に入らず、考え事へ移りやすく感じる場合があります。
その場合は、
集中力を鍛える
ことだけでなく、休息や睡眠についても確認しましょう。
強い眠気があるなら、無理に長時間勉強することだけを目標にしないようにします。
雑念や考え事が長く続いて困っている場合
勉強中に考え事をすることだけで、原因を特定することはできません。
一方で、
考え事や不安が強く、勉強以外の生活にも大きく影響している
自分では切り替えることが難しい状態が続いている
といった場合は、集中方法だけの問題と決めつけないことも大切です。
厚生労働省の「こころの耳」では、ストレスに伴う状態の一つとして思考力や集中力の低下などを紹介し、不安や悩みに関する相談窓口も案内しています。
必要に応じて、保護者や学校の先生、医療機関など相談できる相手を頼ることも検討してください。
勉強以外でも考え事が止まらない場合は、ぐるぐる思考や雑念で集中できないときの対処法も参考にしてください。
Pomolikaで「雑念が出ない時間」ではなく「戻る時間」を作る
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
勉強中に別のことを考えてしまうときは、
25分間、一度も雑念を出さない
ために使う必要はありません。
例えば、
数学を5問すると決める
↓
気になることを書くメモを用意する
↓
Pomolikaを10分に設定する
↓
数学を始める
↓
別のことを思いついたら必要なら一言メモする
↓
数学へ戻る
という使い方があります。
10分ならできるようなら、15分や25分へ伸ばしても構いません。
タイマーが鳴るまで、
一度も考えがそれないこと
ではなく、
それたら決めた勉強へ戻ること
を繰り返してみましょう。
まとめ
勉強中に別のことを考えてしまう、妄想や雑念で集中できないときは、
雑念を完全になくすこと
だけを目標にしないようにしましょう。
例えば、
- 別のことを考えていると気づいたら勉強へ戻る
- 必要な考え事は一言メモする
- メモした内容をその場で始めない
- 今する勉強を一つ決める
- 5分や10分など短い時間から始める
- スマホを手元から離す
- 難しい問題で止まりすぎない
- 同じ勉強を長時間続けすぎない
- 読書やリスニングでは小さな単位へ戻る
- 疲れや眠気が強くないか確認する
といった方法があります。
別のことを考えてしまったら、
また失敗した
ではなく、
今は何をしていた?
と確認します。
数学なら、次の一問。
英語なら、次の一段落。
雑念をゼロにするのではなく、気づくたびに目の前の勉強へ戻ってみましょう。