「レポートを書かなければいけないのに集中できない」「論文を書き始めても、すぐ別のことをしてしまう」。
レポートや論文、原稿を書く作業では、
考える
調べる
書く
読み直す
という複数の作業が発生します。
文章を書こうとしていたのに調べ物を始め、そのまま別の記事を読んでしまうこともあるでしょう。
また、
最初からきれいな文章を書こう
とすると、一文目で止まってしまうこともあります。
そんなときは、「レポートを書く」「論文を書く」と大きく考えず、作業を小さく分けてみましょう。
この記事では、レポートや論文、原稿を書くときに集中できない場合の対処法を紹介します。
レポートや論文に集中できないのはなぜ?
文章を書く作業には、さまざまな工程があります。
例えばレポートなら、
テーマを確認する
↓
必要な情報を調べる
↓
構成を考える
↓
文章を書く
↓
読み直す
という流れがあります。
これらをすべてまとめて、
レポートを書く
と考えると、何から始めればいいのか分からなくなることがあります。
まずは今どの工程にいるのか確認してみましょう。
「完成させる」ではなく次の作業を決める
締め切りが近いと、
今日中にレポートを完成させる
と考えがちです。
しかし、実際に手を動かすにはもっと具体的な作業が必要です。
例えば、
参考資料を3つ確認する
見出しを作る
序論の下書きをする
などです。
「完成させる」ではなく、
次に何をするか
まで小さくしてから始めましょう。
最初に見出しだけ作る
何も書かれていない画面を前にすると、一文目から考え始めることになります。
そこで、本文を書く前に見出しだけ作る方法があります。
例えば、
はじめに
背景
本論
考察
まとめ
など、大まかな構成を先に置きます。
実際に必要な構成はレポートや論文によって異なりますが、文章を書く場所が見えてくると、一か所ずつ取り組みやすくなります。
最初からきれいな文章を書こうとしない
原稿を書いている途中で、
この表現でいいかな
もっと分かりやすく書けないかな
と何度も修正していると、なかなか先へ進まないことがあります。
最初は下書きとして、
伝えたいことを書く
ことを優先する方法があります。
文章を整える作業は、あとから別に行えます。
書く
と
直す
を同時にしないことで、一つの作業に取り組みやすくなります。
調べる時間と書く時間を分ける
文章以外の作品づくりにも集中しにくい場合は、創作に集中できないときの対処法も参考にしてください。
論文やレポートでは調べ物が必要です。
しかし、文章を書いている途中にブラウザを開くと、
必要な情報を検索する
↓
別の記事が気になる
↓
関連する資料を読む
↓
気づけば長時間調べている
ということがあります。
そこで、
今は調べる
次は書く
と時間を分けてみましょう。
必要な情報を集めたら、いったんブラウザから離れて文章を書く時間にします。
調べたいことが出たらメモする
文章を書いている途中に、
ここは確認が必要だ
と気づくことがあります。
そのたびに検索すると、執筆が中断されます。
すぐ確認する必要がなければ、
要確認:出典を調べる
などと仮のメモを残して先へ進む方法があります。
下書きが一区切りついてから、確認事項をまとめて調べます。
一つの見出しだけ書く
論文やレポート全体を見ていると、残りの量が気になることがあります。
そんなときは、
今はこの見出しだけ
と範囲を限定します。
例えば、
25分でこの項目の下書きをする
と決めます。
次の章や最後のまとめについては、その時間には考えません。
一つ終わったら、次の作業を決めます。
原稿が進まないなら文字数を目標にしすぎない
「今日は3000文字書く」のように文字数を目標にする方法もあります。
ただ、文章によっては調査や構成に時間が必要です。
文字数だけを見ていると、
まだこれしか書けていない
と気になってしまう場合があります。
そんなときは、
見出しを一つ書く
参考資料を確認する
など、作業単位で進捗を見る方法もあります。
書きながら何度も読み返さない
文章を書いた直後に最初から読み返し、
ここを直そう
この表現も変えよう
と修正していると、執筆と編集を何度も行き来することになります。
例えば、
25分:下書きを進める
↓
休憩
↓
25分:続きを書く
↓
最後にまとめて修正する
というように分けます。
まず前へ進む時間と、文章を整える時間を分けてみましょう。
ブラウザのタブを増やしすぎない
レポートや論文を書いていると、参考資料のタブが増えやすくなります。
気づけば大量のページが開かれ、
どの資料を見ていたのか分からない
という状態になることもあります。
今使っている資料と、あとで確認する資料を分けてみましょう。
今の執筆に必要ないページは、保存したうえで一度閉じる方法もあります。
スマホを手元から離す
文章が思いつかない瞬間に、スマホを触ってしまうことがあります。
一度SNSや動画を開くと、そのまま執筆へ戻れなくなる場合もあります。
レポートや論文を書く時間だけでも、
スマホを机から離す
など、すぐ触れない状態を作ってみましょう。
調べ物はパソコンだけで行うなど、用途を分ける方法もあります。
締め切りが気になって集中できないとき
締め切りが近づくと、
間に合わなかったらどうしよう
と考えて、かえって文章が進まないことがあります。
そんなときほど、残り全部を考えるのではなく、
次の25分で何をするか
まで小さくします。
例えば、
25分で見出しを作る
↓
5分休憩
↓
25分で最初の項目を書く
という進め方です。
締め切りまでの時間を考えることと、今する作業を分けてみましょう。
25分で区切って書いてみる
文章を書く作業は、時間で区切ることもできます。
例えば、
25分:下書き
↓
5分:休憩
↓
25分:下書き
↓
5分:休憩
という方法です。
25分では短いと感じるなら、45分や50分などへ変更しても構いません。
重要なのは、その時間に何をするか決めておくことです。
執筆と推敲で時間を分ける
時間を区切るなら、作業内容ごとに分ける方法もあります。
例えば、
25分:本文を書く
↓
5分:休憩
↓
25分:本文を書く
↓
5分:休憩
↓
25分:文章を読み直す
という流れです。
書きながら何度も修正するのではなく、最後に推敲する時間を作ります。
論文では長めの集中時間でもいい
論文など、考えながら文章を書く作業では、25分で区切ると短く感じることもあります。
集中してきたところでタイマーが鳴るなら、
45分集中 → 10分休憩
など、長めに設定する方法があります。
ポモドーロは25分という数字を守ることより、自分が作業しやすい集中と休憩のリズムを作るために使えます。
Pomolikaで執筆時間を区切る
レポートや論文、原稿に集中できないときは、
何を書くか
と
何分書くか
を決めてから始めてみましょう。
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
例えば、
書く見出しを一つ決める
↓
不要なブラウザタブを閉じる
↓
Pomolikaで25分を開始する
↓
25分は下書きを進める
↓
タイマーが鳴ったら休憩する
という使い方ができます。
論文など25分では短ければ、集中時間を長めに調整して使ってみましょう。
まとめ
レポートや論文、原稿を書くときに集中できない場合は、
「文章を完成させる」という大きな作業を、小さな工程へ分ける
ことから試してみましょう。
例えば、
- 最初に見出しを作る
- 一つの見出しだけ書く
- 最初から文章を完成形にしない
- 調べる時間と書く時間を分ける
- 確認事項はいったんメモする
- 執筆と推敲を分ける
- 不要なブラウザタブを閉じる
- スマホを離す
- 執筆時間を区切る
などがあります。
「論文を書く」と考えると大きな作業でも、
次の25分で一つの見出しを書く
まで小さくすれば、今することが明確になります。
まず次に書く部分を一つ決めて、短い時間から取り組んでみましょう。