先延ばし成功体験締め切り対策

先延ばしの成功体験に注意?「ギリギリでも間に合った」が続く理由

締め切り直前まで先延ばししても間に合った経験が、次の先延ばしにつながることがあります。「ギリギリでもできた」という成功体験をどう考え、次の行動を変えるかを紹介します。

「今回もギリギリだったけれど、なんとか間に合った」。

先延ばしをして締め切り直前に作業したのに、無事に終わることがあります。

すると次に似た作業が来たときも、

前回も間に合ったから、まだ大丈夫

と考えやすくなります。

本来は先延ばししていたはずなのに、最後に間に合ったことで「このやり方でも大丈夫だった」という成功体験のように残るわけです。

ただし、毎回同じ条件で作業できるとは限りません。

この記事では、先延ばしの成功体験が次の先延ばしにつながる理由と、「ギリギリでもできた」をどう振り返ればいいのかを紹介します。

先延ばしの成功体験とは?

例えば、金曜日が締め切りの資料があったとします。

月曜日には、

「そろそろ始めないと」

と思っていました。

しかし、まだ時間があるので始めません。

火曜日も、水曜日も先延ばし。

木曜日になってようやく作業を始め、金曜日の締め切りにはなんとか間に合いました。

結果だけを見ると、

締め切りを守れた

ことになります。

すると次に同じような仕事が来たとき、

前も前日に始めて間に合った

という経験が判断材料になります。

これが、先延ばしを繰り返す一つのきっかけになる場合があります。

「間に合った」と「良いやり方だった」は別

締め切りに間に合ったこと自体は成功です。

しかし、

締め切りに間に合った

ことと、

その進め方が良かった

ことは分けて考えたほうがいいでしょう。

例えば、締め切りには間に合ったものの、

  • 前日に長時間作業した
  • 見直す時間がほとんどなかった
  • ほかの予定を後回しにした
  • 途中で問題が起きたら間に合わなかった
  • 終わるまでずっと作業が気になっていた

ということもあります。

結果だけなら「成功」でも、そこまでの過程には改善できる部分が残っているかもしれません。

なぜ「次も大丈夫」と思ってしまうのか

前回、締め切り直前から始めても終わった。

今回も似た作業なら、

同じくらいの時間で終わるだろう

と考えることがあります。

例えば、前回3時間で終わった資料なら、

今回も3時間あれば大丈夫

と考えるわけです。

しかし、今回は資料の量が多いかもしれません。

必要な情報がすぐに見つからない可能性もあります。

誰かに確認してもらう必要が出てくることもあります。

前回うまくいった条件が、今回も同じとは限りません。

締め切り直前だと集中できることもある

「ギリギリにならないとやる気が出ない」という人もいます。

締め切りが近づくと、

もうやるしかない

という状態になり、ほかのことをせず一気に作業できる場合があります。

その経験があると、

自分は追い込まれたほうが集中できる

と思うかもしれません。

ただし、締め切り直前まで待たなくても、作業する時間に自分で区切りを作ることはできます。

例えば、

この25分は資料だけを進める

と決めてタイマーを使う方法です。

締め切りそのものを作業開始のきっかけにするのではなく、小さな締め切りを途中に作ります。

本当に成功だったか振り返ってみる

先延ばししても間に合ったときは、結果だけではなく過程も確認してみましょう。

例えば、次のように振り返ります。

確認すること
締め切り 間に合った
作業時間 予想より2時間長かった
見直し ほとんどできなかった
ほかの予定 夜の予定を取りやめた
気持ち 締め切りまでずっと気になっていた

こうして見ると、

間に合ったから問題なし

だけでは判断できないことがあります。

反対に、特に問題なく終わっているなら、その作業は自分が考えていたほど早く始める必要がなかった可能性もあります。

大切なのは、「先延ばしした」という事実だけで良し悪しを決めることではありません。

成功した理由も確認する

ギリギリでも間に合ったなら、

なぜ間に合ったのか

も確認してみましょう。

例えば、

  • 作業量が少なかった
  • 内容をすでに理解していた
  • ほかの予定が入らなかった
  • 集中できる時間を確保できた
  • 誰かの確認が必要なかった

といった条件があったかもしれません。

もし、

たまたま予定が空いていたから間に合った

のであれば、次回も同じ方法を使えるとは限りません。

成功したという結果だけでなく、成功できた条件まで見ると、次回の判断材料になります。

失敗するまで続ける必要はない

先延ばししても毎回なんとかなっていると、変える理由を感じにくいものです。

しかし、

一度締め切りに間に合わなくなってから変える

必要はありません。

例えば次の仕事では、完成させなくてもいいので早めに一度だけ着手します。

資料なら、

ファイルを開いて見出しを作る

ところまで。

レポートなら、

必要な資料を確認する

ところまで。

早めに少し触っておけば、想定していた作業量と違うことにも気づきやすくなります。

「早く終わらせる」ではなく「早く確認する」

先延ばし対策というと、

締め切りよりずっと早く完成させる

必要があるように感じるかもしれません。

そこまで変える必要はありません。

まず変えるのは、

作業を完成させる日

ではなく、

最初に作業を確認する日

です。

例えば金曜日締め切りなら、月曜日に10分だけ内容を確認します。

そこで、

「思ったより簡単そう」

「これは時間がかかりそう」

「誰かに確認が必要だ」

と分かれば、その後の予定を決めやすくなります。

Pomolikaで締め切りより前に一度だけ始める

Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。

「締め切り直前にならないと始められない」という場合は、完成を目標にせず、

締め切りより前に一度だけ着手する

ためにタイマーを使う方法があります。

例えば、

最初にすることを一つ決める

Pomolikaで短い作業時間を設定する

その時間だけ進める

という流れです。

最初の一回で完成させる必要はありません。

作業量を確認できたら、そのまま続けるか、次に取り組む時間を決めます。

締め切り直前の「もうやるしかない」を待つのではなく、自分で作業を始める区切りを作ってみましょう。

Pomolikaのタイマーを使う

まとめ

先延ばししても締め切りに間に合うと、

前回も大丈夫だったから今回も大丈夫

という成功体験になることがあります。

ただし、「間に合った」と「良いやり方だった」は同じではありません。

  • 見直す時間はあったか
  • ほかの予定を犠牲にしなかったか
  • 想定外のことが起きても対応できたか
  • なぜ間に合ったのか

まで振り返ってみましょう。

先延ばしのやり方を変えるために、すべての作業を早く終わらせる必要はありません。

まずは、

早く完成させるのではなく、早く一度触ってみる

ところから始めてみましょう。