集中できない簿記勉強集中力

簿記に集中できない?仕訳や計算問題で疲れるときの対処法

簿記の勉強に集中できない、仕訳や計算問題で頭が疲れてしまうときの対処法を紹介します。問題数を小さく区切る、分からない問題に粘りすぎない、仕訳と復習を切り替えるなどの方法を解説します。

「簿記の勉強を始めても集中できない」

「仕訳を何問か解くだけで疲れてしまう」

簿記では、

問題文を読む

取引を理解する

勘定科目を考える

借方・貸方を決める

金額を確認する

というように、一問の中でもいくつかの判断が必要です。

さらに、

勘定科目を覚える

計算する

決算整理を理解する

など、勉強する内容も変わります。

そのため、

簿記に向いていないから集中できない

と決める前に、

どの作業で集中が切れているのか

を確認してみましょう。

この記事では、簿記の勉強に集中できないときの対処法を紹介します。

簿記に集中できないのはどんなとき?

簿記の勉強で集中が切れる場面には、例えば、

  • 仕訳問題が続く
  • 勘定科目を思い出せない
  • 借方と貸方が混乱する
  • 計算が多い
  • 問題文が長い
  • 決算整理が分からない
  • 同じ問題を何度も間違える
  • 一問で長く止まる
  • 解説を読んでも分からない
  • 問題集の量が多く見える

などがあります。

まず、

簿記全体が嫌なのか

ではなく、

どこで手が止まるのか

を確認してみましょう。

仕訳問題が続くと集中できない場合

仕訳は基本ですが、何十問も連続すると単調に感じる場合があります。

そんなときは、

10問まとめてやる

ではなく、

3問

5問

と小さく区切ってみましょう。

一度答え合わせをしてから次へ進みます。

まず3問だけ解く

勉強を始める前から、

今日は仕訳50問

と考えると重く感じることがあります。

まず、

3問だけ

解きます。

3問終わったら、

続ける

別の範囲へ移る

を決めます。

最初から大量に解く必要はありません。

一問ずつ答え合わせする

まとめて20問解いてから採点すると、

どこで考え方を間違えたか

分からなくなる場合があります。

慣れていない範囲なら、

1問解く

答え合わせ

次の1問

という方法があります。

間違いを早めに確認します。

慣れてきたらまとめて解く

基本が分かってきたら、

5問まとめて解く

などへ変えます。

毎回一問ずつ確認する必要はありません。

理解度に合わせて問題数を変えます。

借方・貸方で混乱する場合

簿記を始めたばかりだと、

どっちが借方?

どっちが貸方?

と毎回考えることがあります。

その状態では、一問ごとの負担が大きくなります。

まず基本的なルールを確認してみましょう。

勘定科目ごとの増減を整理する

資産。

負債。

純資産。

収益。

費用。

それぞれについて、

増えたときはどちらか

を整理します。

問題ごとにゼロから考えるのではなく、基本ルールから判断します。

一枚にまとめる

基本ルールを覚えていない間は、

資産:増加は借方

などを一枚にまとめておく方法があります。

問題を解きながら何度も確認します。

覚えてきたら見ないで解きます。

カンペを見ることを失敗にしない

勉強中に基本表を見ることはできます。

最初から全部暗記している必要はありません。

何度も使ううちに覚えていくものもあります。

ただし、本番では見られないので、少しずつ見ずに解ける状態へ移します。

勘定科目を覚えられず集中できない場合

仕訳以前に、

この取引は何の勘定科目?

で止まることがあります。

その場合は問題演習だけでなく、勘定科目の意味を確認してみましょう。

言葉だけを丸暗記すると混乱する場合があります。

勘定科目を取引と一緒に覚える

例えば、

商品を掛けで売った

売掛金

というように、取引と一緒に覚えます。

単語だけで覚えるより、使う場面と結び付けます。

似た勘定科目を比べる

例えば、

買掛金

未払金

など、似て見えるものがあります。

それぞれを別々に覚えるより、

何が違うか

を比べてみましょう。

混乱するポイントを明確にします。

分からない勘定科目を一覧にする

毎回同じ勘定科目で止まるなら、

苦手勘定科目

だけの一覧を作ります。

例えば、

前払金

仮払金

などです。

全部を復習するのではなく、間違えるものを優先します。

計算問題で集中できない場合

簿記では、

減価償却

売上原価

精算表

など、計算を含む問題があります。

数字が続くと疲れる場合があります。

そんなときは、計算問題だけを長時間続けないようにします。

計算と暗記を交互にする

例えば、

15分:計算問題

10分:勘定科目の復習

15分:計算問題

というように変えます。

頭の使い方を切り替えます。

電卓を使う場面と考える場面を分ける

計算そのものに時間を使いすぎると、問題の考え方が見えなくなる場合があります。

電卓を使える学習範囲なら、

式を考える

電卓で計算する

と分けます。

計算ミスと理解不足を分けてみましょう。

計算ミスが多い場合

答えを間違えたときに、

簿記が分からない

と思うことがあります。

しかし、

式は合っていたが計算を間違えた

だけの場合もあります。

間違いの原因を分けてみましょう。

間違いを分類する

例えば、

勘定科目ミス

借貸逆

計算ミス

問題文読み違い

と分類します。

自分がどこで失点しているか分かります。

全部を「ケアレスミス」にしない

間違いを、

ケアレスミスだった

で終えると、次に何を直せばいいか分からなくなる場合があります。

例えば、

桁を一つ間違えた

なら、

電卓入力後に金額確認

という対策へ変えます。

問題文が長くて集中できない場合

簿記の問題では、取引条件が文章で書かれていることがあります。

文章を読んでいるうちに、

何を仕訳するんだっけ

となる場合があります。

必要な情報へ印をつけてみましょう。

日付・金額・取引内容を拾う

例えば、

4月1日

100,000円

掛けで購入

などです。

文章全部を暗記しようとせず、仕訳に必要な情報を拾います。

問題文を短く言い換える

長い文章なら、

商品を掛けで購入

というように短くします。

そこから仕訳を考えます。

問題文の言葉をそのまま頭に持ち続けないようにします。

条件に線を引く

例えば、

税込

期首

決算日

など、答えに関係する条件へ印をつけます。

読み飛ばしを減らします。

難しい問題に長く止まらない

一問分からず、

20分

30分

と考え続けると、そのまま集中が切れる場合があります。

一定時間で次の行動へ変えます。

5分考えて進まなければ解説を見る

例えば、

5分だけ自力で考える

と決めます。

まったく進まなければ、解説を確認します。

一問で勉強時間全部を使わないようにします。

解説を見るのは負けではない

簿記では、

仕訳の考え方

を理解することが重要です。

分からないまま何十分も考えるより、必要なら解説を使います。

そのあと自分でもう一度解いてみましょう。

解説を見たらすぐ解き直す

解説を読んで、

分かった

と思って終えると、次に同じ問題で止まる場合があります。

解説を閉じて、

もう一度仕訳する

ところまで行います。

自力で再現できるか確認します。

答えを丸写ししない

解説をそのままノートへ書いても、理解できていない場合があります。

例えば、

なぜ現金ではなく未払金なのか

を確認します。

仕訳の理由を一つ考えます。

間違えた問題に印をつける

問題集全部を毎回やり直す必要はありません。

間違えた問題に、

×

など印をつけます。

次回はそこを優先します。

正解したけれど迷った問題も残す

たまたま正解したけれど、

かなり迷った

場合があります。

その問題は、

として残しておきます。

正誤だけではなく、自信があったかも見ます。

二周目は間違えた問題から始める

一周したあと、

最初から全部

やる必要はありません。

まず、

×と△

だけやります。

苦手な問題に時間を使います。

簿記の勉強量を多くしすぎない

試験が近づくと、

今日は5時間やる

と考えることがあります。

しかし、長時間机に座ることと理解が進むことは同じではありません。

一回の勉強時間を区切ってみましょう。

15分から始める

簿記を始めるのが重い日は、

15分

だけにします。

例えば、

仕訳5問

です。

それが終わったら、続けるか休憩するか決めます。

25分でも長い場合

25分集中すると途中で数字を見るのが嫌になる場合があります。

そのときは、

10分

15分

へ短くします。

自分が雑になり始める前に一区切りします。

時間ではなく問題数で区切る

例えば、

仕訳5問

計算2問

という方法があります。

簿記では、問題によって必要な時間が違います。

時間と問題数の両方を試してみましょう。

「今日はここまで」を作る

問題集を開くと、

まだ100ページある

と感じることがあります。

その日は、

今日は20ページまで

と決めます。

教材全体ではなく、その日の範囲だけを見ます。

教材を増やしすぎない

簿記を勉強していると、

この参考書も必要?

別の問題集も買う?

と気になることがあります。

教材を増やすほど、どれをすればいいか迷う場合があります。

まず今の教材を進めます。

一冊を軸にする

基本テキスト。

問題集。

など、中心になる教材を決めます。

分からない部分だけ別教材や動画を使います。

毎回違う教材へ移らないようにします。

解説動画を見続けない

分からない部分を動画で確認することはできます。

しかし、

次の動画

関連動画

と見続けると、問題演習へ戻れない場合があります。

必要な範囲を見たら、問題へ戻ります。

動画を見たら一問解く

例えば、

仕訳解説動画を見る

同じ範囲を一問解く

という流れです。

見るだけで勉強を終わらせないようにします。

スマホが気になる場合

簿記で分からない問題が出ると、

少し休憩

のつもりでスマホを見ることがあります。

そのままSNSや動画へ移る場合があります。

次の15分だけスマホを離してみましょう。

電卓とスマホを分ける

スマホの電卓を使っていると、通知やアプリが気になる場合があります。

電卓を使う試験なら、普段から電卓を使う方法があります。

計算するためにスマホを開く回数を減らします。

机に必要なものだけ置く

例えば、

テキスト

問題集

電卓

筆記具

だけにします。

別の本やスマホが見えると、そちらへ移りたくなる場合があります。

簿記がつまらなくて集中できない場合

勉強内容に興味を持てない場合があります。

その場合でも、

簿記を好きにならないと勉強できない

わけではありません。

試験までに必要な問題へ絞って進めます。

合格に必要な範囲として見る

例えば、

今日は仕訳を5問

とします。

簿記そのものを楽しめるかではなく、次の小さな範囲を終えることへ集中します。

仕事で使う場面と結び付ける

簿記を仕事や資格のために勉強しているなら、

会社のお金がどう記録されるか

と考える方法があります。

実際の取引を想像すると理解しやすい場合があります。

身近な取引へ置き換える

例えば、

現金で備品を買った

という取引を、自分が店で物を買う場面に置き換えてみます。

仕訳を記号だけで覚えず、取引として考えます。

簿記3級なら基本を優先する

簿記3級を勉強している場合は、まず基本的な仕訳を安定させます。

難しい問題だけを続けず、

基本問題

を繰り返します。

土台ができると、後の問題も追いやすくなります。

簿記2級で集中できない場合

簿記2級では、商業簿記に加えて工業簿記など、学習範囲が広くなります。

範囲全部を同時に進めると混乱する場合があります。

今日は商業簿記。

次は工業簿記。

というように分けてみましょう。

商業簿記と工業簿記を分ける

同じ日に両方やる場合でも、

15分:商業簿記

休憩

15分:工業簿記

というように区切ります。

頭の中でルールを切り替える時間を作ります。

苦手分野ばかり続けない

連結。

工業簿記。

決算整理。

など、自分が苦手な範囲ばかりやると疲れる場合があります。

基本問題や得意範囲も間に入れます。

得意問題を一問挟む

難しい問題で止まったあと、

解ける仕訳を一問

やってみます。

そこからまた難しい問題へ戻ります。

勉強時間全部を「分からない」にしないようにします。

模試で集中できない場合

本番形式では、長時間問題を解く必要があります。

普段15分しか勉強していない状態から、急に本番時間へ伸ばすと疲れる場合があります。

少しずつ長い時間にも慣れていきましょう。

本番形式の練習日を作る

普段は短く区切りつつ、試験が近づいたら、

本番と同じ形式

で解く日も作ります。

集中方法だけでなく、時間配分も確認します。

時間配分を決める

一問に時間を使いすぎると、後半で焦る場合があります。

問題形式に合わせて、

ここまでで何分

という目安を作ります。

難問で止まり続けないようにします。

解けない問題は飛ばす

試験中に難しい問題が出たら、後へ回します。

まず解けるものを進めます。

一問で集中を使い切らないようにします。

戻る問題に印をつける

飛ばした問題には、

星印

などを付けます。

時間が残ったら戻ります。

どの問題へ戻るか覚え続けなくて済みます。

見直しの時間を残す

簿記では、

数字

借方・貸方

転記

などのミスが起こる場合があります。

可能なら最後に見直す時間を残します。

全部を解くことだけに時間を使わないようにします。

見直すポイントを決める

例えば、

借貸が合っているか

桁が間違っていないか

問題条件を見落としていないか

などです。

何となく最初から読み直すより、確認する場所を絞ります。

間違えるたびに自己嫌悪しない

同じ問題を間違えると、

自分は簿記に向いていない

と思うことがあります。

しかし、間違えた問題は苦手箇所を教えてくれています。

原因を一つ確認して、次の問題へ進みます。

「向いていない」を結論にしない

簿記は最初、

借方・貸方

など独特な考え方があります。

慣れるまで時間がかかることがあります。

一問解けないことから、自分の向き不向き全体を決めないようにしましょう。

前よりできるようになった問題を見る

以前は解けなかった仕訳が、

今は解ける

場合があります。

間違いだけでなく、できるようになった範囲も確認しましょう。

進んでいる部分が見えます。

学習記録を細かくしすぎない

何時間勉強したかを記録することはできます。

しかし、

記録を整えること

に時間を使いすぎる場合があります。

例えば、

仕訳20問

だけ残す程度でも構いません。

勉強時間より解ける問題を見る

今日は30分しかできなかった。

でも、

仕訳10問できた

なら進んでいます。

長く座ったかではなく、理解できた内容も見てみましょう。

疲れている時間に簿記をしない

仕事や学校のあとで、

数字を見るだけで嫌になる

場合があります。

その状態なら、簿記を別の時間帯へ移す方法があります。

朝。

休日。

など、自分が比較的頭を使える時間にします。

夜は復習だけにする

夜になると難しい問題へ集中できないなら、

勘定科目の確認

間違えた仕訳の復習

など、軽い内容へ変えます。

新しい単元は集中しやすい時間へ回します。

眠いときに計算問題を続けない

眠い状態では、

桁を間違える

問題文を読み飛ばす

ことがあります。

強い眠気があるなら、一度休憩しましょう。

夜なら今日は終えることも考えます。

簿記だけでなく何にも集中できない場合

簿記以外でも、

読書

仕事

会話

などへ集中できない状態が続いている場合があります。

その場合は、簿記の勉強方法だけが原因ではないかもしれません。

睡眠。

疲れ。

ストレス。

体調。

なども確認してみましょう。

勉強全般で集中が続かない場合は、勉強に集中できないときの対処法も参考にしてください。

Pomolikaで簿記を小さく区切る

Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。

簿記に集中できないときは、

今日は2時間勉強する

ではなく、

次の短い範囲だけ進める

ために使う方法があります。

例えば、

仕訳5問を選ぶ

スマホを離す

Pomolikaを15分に設定する

15分だけ問題を解く

タイマーが鳴ったら答え合わせする

という流れです。

次のセットは、

15分:間違えた仕訳の解き直し

でも構いません。

また、

15分:計算問題

10分:勘定科目の復習

と内容を変える方法もあります。

分からない問題に当たったら、

解けるまでタイマーを延長する

のではなく、一定時間で解説へ移ります。

タイマーを、

長時間簿記をするため

ではなく、

問題に粘りすぎず、次の学習へ切り替えるため

に使ってみましょう。

Pomolikaのタイマーを使う

まとめ

簿記の勉強に集中できないときは、

もっと長時間問題集をやらないと

と考える必要はありません。

例えば、

  • 仕訳を3問や5問へ小さく区切る
  • 勘定科目と取引を一緒に覚える
  • 借方・貸方の基本ルールを整理する
  • 計算問題と暗記を交互にする
  • 間違いを原因ごとに分類する
  • 難しい問題へ長く止まりすぎない
  • 解説を見たらもう一度自力で解く
  • 間違えた問題だけ優先して復習する
  • 疲れている時間は軽い復習へ変える
  • 本番前は時間配分も練習する

といった方法があります。

仕訳する。

分からない。

止まる。

スマホを見る。

その流れになっているなら、

もっと集中しよう

だけで解決しようとしなくても構いません。

まず仕訳5問。

15分だけ。

分からない問題は一定時間で解説を見る。

間違えた理由を一つ確認する。

簿記では、集中時間を伸ばすより、一問で止まりすぎない学習の流れを作るところから始めてみましょう。