「ノイキャンを使っているのに集中できない」「ヘッドホンや耳栓をすると、かえって作業に集中しにくい」。
周囲の音が気になるとき、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンやヘッドホン、耳栓を使う方法があります。
しかし、周囲の音を小さくすれば必ず集中できるわけではありません。
静かになったことで別の音が気になったり、ヘッドホンの装着感が気になったり、無音そのものが落ち着かなかったりすることもあります。
この記事では、ノイキャンやヘッドホン、耳栓を使っても集中できないときに考えられる原因と、仕事や勉強へ集中しやすくするための工夫を紹介します。
ノイキャンを使っても集中できないことはある
ノイズキャンセリングは、周囲の音を軽減するための機能です。
周囲が静かになれば作業しやすくなる人もいますが、
ノイキャンを使う
↓
周囲が静かになる
↓
必ず集中できる
というわけではありません。
集中できない原因がスマホや疲れ、作業内容などにある場合は、周囲の音を小さくしても集中しにくいままです。
まずは、本当に音が集中を妨げているのかを考えてみましょう。
静かすぎて集中できない
周囲の音が気になる一方で、完全に静かな環境でも集中しにくい人がいます。
普段ある程度の生活音がある場所で作業していると、急に静かになることで、
時計の音
キーボードの音
自分が動く音
など、今まで気にならなかった音へ意識が向くことがあります。
ノイキャンを強くするほど集中しやすいとは限りません。
静かすぎると落ち着かない場合は、ノイズキャンセリングの強さを調整できる機器なら設定を変えるなど、自分が作業しやすい状態を探してみましょう。
ヘッドホンの装着感が気になる
ヘッドホンを長時間つけていると、音ではなく装着感が気になる場合があります。
例えば、
- 耳まわりが気になる
- 頭への圧迫感が気になる
- 蒸れが気になる
- 重さが気になる
といった状態です。
周囲の音を遮るためにヘッドホンを使っていても、ヘッドホン自体が気になれば作業へ意識を向けにくくなります。
集中できない場合は、一度外して作業してみるのも方法の一つです。
耳栓をすると集中できない
耳栓も周囲の音を軽減するために使われます。
しかし、人によっては耳栓をつけることで違和感が気になり、集中しにくくなることがあります。
また、周囲の音が小さくなることで、自分の呼吸や体から聞こえる音などが普段より気になる場合もあります。
耳栓をして集中できないなら、
耳栓をしない
静かな場所へ移動する
など、別の方法を試してみましょう。
ノイキャンで消えにくい音もある
ノイズキャンセリングを使えば、周囲の音がすべて聞こえなくなるわけではありません。
製品や環境によって、軽減されやすい音や残りやすい音があります。
そのため、
「ノイキャンを使っているのに人の声が聞こえる」
と気になり、かえってその音へ意識が向いてしまうこともあります。
周囲の音を完全になくすことを目標にするより、
作業を邪魔しにくい程度まで音を減らす
と考えるほうが使いやすい場合があります。
ノイキャンとBGMを組み合わせる
無音では集中しにくい場合は、ヘッドホンやイヤホンでBGMを流す方法もあります。
例えば、
- Lo-fi
- インストゥルメンタル
- 環境音
など、作業の邪魔になりにくいと感じる音を試します。
ただし、音楽を聴くことが目的になってしまう場合は逆効果です。
曲を頻繁に変えたり、次に何を聴くか探したりすると、作業から離れてしまいます。
BGMを使うなら、作業を始める前に何を流すか決めておくとよいでしょう。
歌詞が気になる場合は音楽を変える
ヘッドホンで音楽を聴きながら作業している場合、周囲の音ではなく音楽が集中を妨げていることもあります。
特に歌詞へ意識が向いてしまうなら、
歌詞のない音楽にする
環境音にする
音楽を止める
などを試してみましょう。
ヘッドホンをつけることと、必ず音楽を流すことは別です。
自分が作業しやすい状態を選びましょう。
周囲の音以外が原因かもしれない
ノイキャンや耳栓を使っても集中できない場合は、音以外の原因も確認してみましょう。
音楽・ノイズ・無音のどれが合うか整理したい場合は、音楽やBGMがあると集中できないときの音環境の選び方も参考にしてください。原因を広く確認する場合は、集中できない時の原因別の対処法へ進めます。
例えば、
- スマホが気になる
- パソコンの通知が多い
- 別のことを考えてしまう
- 何をするか決まっていない
- 作業が大きすぎる
- 疲れている
- 眠い
などです。
周囲を静かにしても、スマホを何度も確認していれば集中は途切れます。
「もっと音を遮れば集中できる」と考える前に、ほかに気が散るものがないか確認してみましょう。
作業する場所を変えてみる
音を機器だけで解決しようとせず、作業する場所そのものを変える方法もあります。
自宅なら、
テレビの近くから離れる
人が出入りする場所を避ける
など、比較的静かな場所へ移動できる場合があります。
勉強なら、自宅以外の場所を使う方法もあります。
ノイキャンや耳栓は選択肢の一つであり、必ず使わなければならないものではありません。
音が気になるたびに設定を変えない
集中できないとき、
ノイキャンを強くする
↓
BGMを変える
↓
音量を変える
↓
別のBGMを探す
と設定を触り続けてしまうことがあります。
これでは、作業環境を整えること自体が目的になってしまいます。
ある程度環境を整えたら、
まず15分だけこの状態で作業する
など、実際に作業する時間を作ってみましょう。
短い時間だけ集中してみる
周囲の音が気になり始めると、「この状態で1時間も集中できない」と感じることがあります。
そんなときは、最初から長時間集中しようとする必要はありません。
例えば、
15分集中
↓
5分休憩
↓
もう15分集中
というように短く区切ります。
15分なら問題なく作業できるなら、20分、25分と少しずつ長くしてみる方法もあります。
仕事でノイキャンを使う場合
職場でノイズキャンセリングイヤホンやヘッドホンを使いたい場合は、仕事の環境にも注意が必要です。
職場によっては、イヤホンやヘッドホンの使用にルールがある場合があります。
また、周囲からの呼びかけや業務上必要な音が聞こえる必要がある仕事もあります。
使用できるかどうかは勤務先のルールや業務内容によって異なるため、確認したうえで利用しましょう。
勉強で耳栓やヘッドホンを使う場合
自宅や自習スペースで勉強するときは、周囲の話し声や生活音が気になる場合があります。
その場合、
耳栓で音を小さくする
ノイキャンを使う
BGMを流す
など、いくつかの方法を試せます。
重要なのは「一番静かな状態」を作ることではなく、
自分が勉強へ意識を戻しやすい状態
を見つけることです。
無音が合う人もいれば、少し音があるほうが取り組みやすい人もいます。
Pomolikaで環境調整と作業時間を分ける
ノイキャンやヘッドホン、耳栓を使っても集中できないときは、作業環境を整える時間と実際に作業する時間を分けてみましょう。
Pomolikaは、ブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
例えば、
ノイキャンを設定する
↓
必要な画面だけ開く
↓
Pomolikaで25分を開始する
↓
タイマーが鳴るまでは設定を変えずに作業する
という使い方ができます。
25分が長ければ、まずは短い時間から試してみましょう。
まとめ
ノイキャンやヘッドホン、耳栓を使っても集中できないことはあります。
考えられる理由には、
- 静かすぎる
- ヘッドホンの装着感が気になる
- 耳栓の違和感が気になる
- 音楽へ意識が向いている
- 周囲の音以外に集中できない原因がある
- 作業環境の設定を何度も変えている
などがあります。
ノイズキャンセリングを強くしたり、周囲の音を完全になくしたりすることが目的ではありません。
無音、BGM、ノイキャン、耳栓などを試しながら、自分が作業へ意識を戻しやすい環境を探してみましょう。