「応募したい会社はあるのに、なかなか応募できない」
「バイトを探しているけど、面接が怖くて先延ばししている」
「面接の日程を決めるメールが来たのに、返信できない」
仕事やバイトを探しているとき、
面接に関係する行動を先延ばししてしまう
ことがあります。
やらなければ仕事は決まらない。
それは分かっている。
でも、
もっと準備してから。
もう少し求人を比較してから。
履歴書を完璧にしてから。
面接対策をしてから。
と考えているうちに、時間だけが過ぎていきます。
面接の先延ばしは、
単純に「やる気がない」から起こるとは限りません。
むしろ、
面接が重要だからこそ失敗したくなくて動けない
場合もあります。
この記事では、面接を先延ばししてしまう理由と、応募・日程調整・面接準備を前へ進めるための具体的な対策を紹介します。
面接を先延ばしする理由は一つではない
面接を先延ばししていると、
「自分は働く気がないのかも」
と思うことがあります。
でも、実際には、
面接が怖い。
落ちたくない。
うまく話せる自信がない。
準備不足で受けたくない。
どの求人へ応募すればいいか決められない。
履歴書を作るのが面倒。
今の生活が変わるのが怖い。
など、さまざまな理由があります。
先延ばし研究でも、
課題への嫌悪感。
失敗への不安。
自己効力感。
衝動性。
締め切りまでの時間。
など、複数の要因との関連が研究されています。
つまり、
面接を先延ばししている行動だけを見て、自分を怠け者だと決めつける必要はありません。
「落ちたらどうしよう」が行動を止める
面接では、
自分が評価されます。
これが、普通の作業とは違うところです。
例えば、
書類整理を失敗しても、
自分自身を否定されたようには感じにくいかもしれません。
でも面接で不採用になると、
「自分がダメだった」
と感じることがあります。
すると、
応募する。
↓
面接を受ける。
↓
評価される。
という流れそのものが怖くなります。
その結果、
求人を見るだけ。
応募ページを開くだけ。
履歴書を書く途中まで。
というところで止まりやすくなります。
応募しなければ落ちることもない
面接を先延ばしすると、
一時的には不安が減ります。
応募しない。
↓
面接を受けなくていい。
↓
落ちる心配もしなくていい。
という状態です。
だから、
先延ばしした瞬間だけを見ると、
少し気持ちが楽になる
ことがあります。
でも当然、
応募しなければ採用される可能性もありません。
不安を避けた代わりに、
仕事を探すという問題はそのまま残ります。
「完璧に準備してから面接を受けたい」で止まることもある
面接を先延ばしする理由として、
準備不足への不安
もあります。
例えば、
企業研究をもっとしないと。
志望動機を完璧にしないと。
面接質問を全部想定しないと。
履歴書をもっと改善しないと。
と考えます。
準備すること自体は悪くありません。
ただ、
「十分な準備」と「完璧な準備」は違います。
どれだけ準備しても、
面接で何を聞かれるかを完全に予測することはできません。
完璧になるまで待っていると、
応募そのものが先延ばしになることがあります。
準備してから応募ではなく、応募してから準備する
応募前にすべてを完成させようとすると、
やることが多くなります。
そこで順番を変えます。
求人を見つける。
↓
応募する。
↓
面接日が決まる。
↓
必要な準備をする。
とします。
つまり、
面接準備が全部終わってから応募する必要はありません。
面接日という期限が決まったほうが、
何をいつまでに準備すればいいかも具体的になります。
求人を比較しすぎて応募できない
面接以前に、
応募先を決められず先延ばしすることもあります。
A社も気になる。
B社もよさそう。
C社は給料が高い。
でもA社のほうが通いやすい。
もっといい求人が出るかもしれない。
と比較し続けます。
すると、
応募先を決めるための情報収集が、応募しないための行動
になってしまうことがあります。
求人比較が必要なのは事実です。
でも、
全部調べてから一社を選ぶ
必要はありません。
「応募=入社」ではない
応募を重く考えすぎると、
先延ばししやすくなります。
応募したら、
その会社へ入らなければいけない。
と無意識に感じることがあります。
でも実際には、
応募。
↓
書類選考。
↓
面接。
↓
採用。
↓
条件確認。
↓
入社判断。
という段階があります。
つまり、
応募した時点で入社が決まるわけではありません。
面接は、
会社が自分を見る場であると同時に、
自分がその会社を見る場
でもあります。
「この会社へ人生を決める」
ではなく、
「まず話を聞いてみる」
くらいまで行動を小さく考えることもできます。
バイト面接を先延ばしするのも珍しくない
アルバイトでも、
面接を先延ばしすることがあります。
特に、
初めてバイトをする。
久しぶりに働く。
接客経験がない。
面接そのものに慣れていない。
という場合、
応募ボタンを押すだけでも緊張します。
バイトだから簡単に応募できる
とは限りません。
本人にとっては、
知らない人と会って自分について話すイベント
だからです。
そこで、
「バイトくらいすぐ応募できるはず」
と考えるより、
面接までの行動を分けたほうが進めやすくなります。
バイト面接なら最初の行動をさらに小さくする
例えば、
「バイトを決める」
では大きすぎます。
そこで、
今日:
求人サイトを10分見る。
↓
明日:
候補を3件保存する。
↓
その中から1件応募する。
↓
面接日程へ返信する。
という形にします。
最初から、
働く場所を決定する
必要はありません。
今日やる一つの行動
だけ決めます。
面接日程への返信を先延ばししない
応募後、
「面接可能な日を教えてください」
という連絡が来ることがあります。
ここでも先延ばしが起こります。
予定を確認してから。
返信文を考えてから。
もう少し後で。
と思っているうちに、
1日。
2日。
と過ぎます。
面接日程の返信は、
完璧な文章を書く必要はありません。
必要なのは、
候補日時。
名前。
必要な挨拶。
などです。
文章を考えることより、日程を決めて返信すること
を優先します。
面接日を先に決めると行動しやすくなる
面接を怖がっていると、
「もう少し準備できてから日程を決めよう」
と思うことがあります。
でも、
期限がない状態では、
準備も先延ばししやすくなります。
そこで、
先に面接日を決めます。
例えば、
来週水曜日に面接。
と決まれば、
月曜日:
企業情報を確認。
火曜日:
想定質問を声に出して練習。
水曜日:
面接。
と逆算できます。
締め切りができることで、準備する時期も具体化します。
面接対策は全部やろうとしない
面接対策を検索すると、
自己紹介。
志望動機。
長所。
短所。
退職理由。
将来像。
逆質問。
服装。
マナー。
企業研究。
など大量の情報が出てきます。
これを全部やろうとすると、
「準備が多すぎる」
となり、
さらに先延ばしすることがあります。
そこで、
まず、
自己紹介。
志望動機。
応募理由。
希望条件。
最低限このあたりから始めます。
時間があれば、
追加で対策します。
準備のハードルを上げすぎないこと
も大切です。
「面接でうまく話す」を目標にしない
面接前には、
「ちゃんと話せるかな」
と不安になります。
でも、
「完璧に話す」
を目標にすると、
かなり難しくなります。
言葉に詰まることもあります。
質問の意図がすぐ分からないこともあります。
そこで、
目標を、
質問を聞いて、自分の考えをできる範囲で伝える
くらいにします。
面接は、
暗記した答えを間違えずに発表する試験ではありません。
分からなければ、
少し考えてから答えることもできます。
一回の面接で全部決めようとしない
面接を先延ばしする人ほど、
一回の結果を大きく考えすぎることがあります。
この会社に落ちたら終わり。
このバイトに受からなければダメ。
と考えると、
面接の心理的な負担が大きくなります。
でも、
求人は一つではありません。
一回応募する。
↓
面接を受ける。
↓
結果を見る。
↓
必要なら次へ進む。
という繰り返しでも構いません。
一回の面接を人生の最終試験にしない
ことです。
面接を経験すると次の準備材料が増える
面接は、
受ける前にすべてを学べるわけではありません。
実際に受けると、
この質問で困った。
志望動機がうまく言えなかった。
逆質問を準備したほうがいい。
もっと簡潔に話したほうがいい。
と分かります。
つまり、
面接そのものが次の面接の練習
にもなります。
最初から完璧な面接を目指すより、
一度経験して改善していくほうが現実的です。
面接直前まで準備を先延ばししてしまったら
面接が明日。
でも何も準備していない。
ということもあります。
この状態になると、
「もう無理だ」
と思って、
さらに何もしなくなることがあります。
でも、
残り時間で全部を完璧にする必要はありません。
まず、
会社・店舗の基本情報。
応募理由。
自己紹介。
勤務条件。
面接場所と時間。
を確認します。
30分しかないなら、
30分でできる準備だけする。
0か100かで考えず、
残った時間でできることをやります。
面接をキャンセルしたくなるとき
面接日が近づくと、
急に、
行きたくない。
怖い。
キャンセルしたい。
と思うことがあります。
ここで、
本当に応募先へ興味がなくなったのか。
それとも、
面接が怖くなって避けたくなっているだけなのか
を分けて考えます。
条件を確認した結果、
希望と合わなかった。
なら、辞退する判断もあります。
でも、
面接が怖いから行きたくない
だけなら、
「とりあえず話を聞きに行く」
くらいに考えてみてもよいでしょう。
不安や恐怖から先延ばしする仕組みについては、不安や恐怖で先延ばししてしまう?でも紹介しています。
面接を先延ばししないための5つの行動
面接の先延ばしを減らしたいなら、
一気に就職・採用まで考えないことです。
まずは次のように分けます。
1. 求人を見る時間を決める
「暇なときに探す」
ではなく、
今日20時から15分。
と決めます。
2. 候補を3件まで選ぶ
何十件も比較し続けず、
まず候補を絞ります。
3. 1件応募する
3件すべてに応募する必要はありません。
最初は1件で構いません。
4. 面接日を決める
準備が完成するまで待たず、
日程を先に決めます。
5. 準備を小分けにする
企業情報。
自己紹介。
志望動機。
想定質問。
を別々の作業にします。
こうすると、
「面接を受ける」という巨大なタスクが、小さな作業へ変わります。
先延ばしし続けて求人が終わることもある
求人には、
ずっと応募できるものばかりではありません。
募集人数が集まる。
採用者が決まる。
求人期間が終わる。
ということがあります。
「もっと準備してから」
と思っているうちに、
応募したかった求人そのものがなくなる可能性もあります。
面接を受けるかどうかは、
応募後にも考えられます。
でも、
求人が終了すれば応募する選択肢そのものがなくなります。
少し気になる求人なら、
完璧な確信ができるまで待たず、
応募して情報を増やす考え方もあります。
Pomolikaで「面接を受ける」を小さな作業にする
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
面接そのものはタイマーでは解決できません。
でも、
応募前の先延ばしを減らすために、
最初の行動へ時間を区切る
ことはできます。
例えば、
「転職活動をする」
ではなく、
求人を10分だけ見る。
次に、
履歴書を10分だけ修正する。
そして、
応募先が決まったら、
応募フォームを入力する。
と分けます。
重要なのは、
転職活動全部を今日終わらせることではありません。
今止まっている場所から、一つ先へ進むこと
です。
まとめ
面接を先延ばししてしまう理由には、
落ちるのが怖い。
評価されるのが不安。
準備不足で受けたくない。
完璧に準備してから応募したい。
求人を決められない。
面接そのものに慣れていない。
といったものがあります。
だから、
面接を先延ばししているからといって、
単純に、
働く気がない
とは限りません。
むしろ、
大事なことだからこそ失敗したくなくて、
動けなくなっていることもあります。
そんなときは、
採用されるところまで一気に考えず、
求人を一つ見る。
候補を保存する。
一件応募する。
面接日を決める。
自己紹介だけ準備する。
と行動を分けます。
また、
完璧に準備してから応募するのではなく、応募してから必要な準備を進める
という順番も使えます。
面接は、
受けなければ結果は出ません。
でも、
今日いきなり面接へ行く必要もありません。
まずは、
応募ページを開く。
そこまでなら、今からでも始められます。