「先延ばしって英語で何て言うんだろう?」
調べてみると、
procrastination
という単語が出てきます。
日本語では「プロクラステーション」のように検索されることもありますが、英語の綴りは procrastination です。
ただし、英語で「先延ばし」を表す言葉はこれだけではありません。
procrastination
procrastinate
put off
postpone
など、似た表現があります。
それぞれニュアンスが少し違います。
この記事では、「先延ばし」を英語で表現するときに知っておきたい procrastination の意味や使い方、似た英語表現との違いを紹介します。
「先延ばし」は英語でprocrastination
先延ばしを表す代表的な英単語が、
procrastination
です。
procrastination は名詞です。
日本語では、
先延ばし。
ぐずぐずすること。
やるべきことを後回しにすること。
といった意味で使われます。
特に、
やる必要があると分かっているのに、不必要に後回しにしてしまう
という文脈でよく登場する言葉です。
例えば、
試験勉強をしなければいけない。
でも動画を見てしまう。
↓
仕事の資料を作らなければいけない。
でも部屋の掃除を始める。
↓
返信しなければいけない。
でも「あとで返そう」と閉じる。
こうした行動を考えると、procrastination のイメージをつかみやすくなります。
procrastinationの読み方・発音は?
procrastination の発音をカタカナで完全に再現することはできませんが、
プロクラスティネイション
に近い音として捉えると分かりやすいでしょう。
スペルは、
procrastination
です。
長いので、最初は覚えにくく感じるかもしれません。
途中を分けて、
procrastin + ation
くらいに見ると覚えやすくなります。
検索では、
「プロクラステーション」
と入力されることもありますが、
英単語として覚えるなら、
procrastination
で覚えておきましょう。
procrastinationは名詞
procrastination は、
名詞
です。
例えば、
Procrastination is a common problem.
なら、
「先延ばしはよくある問題です」
という意味になります。
また、
I struggle with procrastination.
なら、
「私は先延ばしに悩んでいます」
という意味です。
先延ばしという「行動・傾向・問題そのもの」を表現したいときに使えます。
「先延ばしする」はprocrastinate
「先延ばし」という名詞ではなく、
「先延ばしする」
と言いたい場合は、
procrastinate
という動詞を使えます。
例えば、
I always procrastinate.
なら、
「私はいつも先延ばししてしまう」
という意味です。
Stop procrastinating.
なら、
「先延ばしするのをやめよう」
といった意味になります。
整理すると、
先延ばし:
procrastination
先延ばしする:
procrastinate
です。
procrastinatorという言葉もある
先延ばしする人を表す、
procrastinator
という英単語もあります。
例えば、
I'm a procrastinator.
なら、
「私は先延ばししがちな人です」
という意味になります。
ただし、人そのものを固定的に、
「先延ばしする人」
と考えるより、
「この仕事を先延ばししている」
のように行動として考えたほうが、具体的な対策を考えやすい場合があります。
先延ばしする人の特徴については、先延ばししない人は何が違う?でも紹介しています。
procrastinationとput offの違い
日常的な英語では、
put off
も「先延ばしにする」という意味で使えます。
例えば、
I keep putting off my homework.
なら、
「宿題をずっと先延ばししている」
という意味です。
procrastinate は、
やるべきことを後回しにしてしまう行動や傾向
を表現するときに使いやすい言葉です。
一方、
put off
は、
何かを後回しにする
という行為を日常的に表現できます。
例えば、
Don't put it off until tomorrow.
なら、
「それを明日まで先延ばしにしないで」
という意味になります。
procrastinationとpostponeの違い
もう一つ似ている言葉が、
postpone
です。
postpone も、
延期する。
後へ延ばす。
という意味があります。
ただし、
procrastinate
と、
postpone
は同じではありません。
例えば、
台風が来たのでイベントを来週へ延期した。
という場合、
予定を合理的な理由で変更しています。
このような「延期」には、
postpone
が使えます。
一方、
宿題をやらなければいけないのに、なんとなく明日へ回した。
という場合は、
procrastinate
のイメージに近くなります。
つまり、
postponeは必ずしも悪い先延ばしではありません。
必要があって予定を変更することも含みます。
「延期」と「先延ばし」は日本語でも違う
この違いは、
日本語で考えると分かりやすくなります。
例えば、
大雨なので運動会を延期する。
これは、
必要な延期
です。
一方、
今日提出する書類を作らなければいけないのに、
「面倒だから夜にやろう」
と後回しにする。
これは、
先延ばし
です。
英語でも、
単純に予定を後へ移すことと、
やるべきことを不必要に後回しにすることは、
文脈によって表現を使い分けます。
先延ばしと延期の違いについては、先延ばしと延期の違いとは?でも紹介しています。
delayとの違いは?
delay
も、
遅らせる。
延期する。
遅延。
という意味を持つ言葉です。
例えば、
電車の遅延。
作業の遅れ。
計画の遅延。
などにも使われます。
そのため、
delay
という言葉だけでは、
本人が「やりたくなくて先延ばしした」とは限りません。
システムトラブル。
交通事情。
ほかの作業。
などによって遅れる場合もあります。
一方、
procrastination は、
本人が行動できるにもかかわらず後回しにしている
という意味合いで使われることが多い言葉です。
4つの英語を整理すると
「先延ばし」に関連する英語を整理すると、次のようになります。
| 英語 | 主な意味 | イメージ |
|---|---|---|
| procrastination | 先延ばし | 先延ばしという行動・傾向 |
| procrastinate | 先延ばしする | やるべきことを後回しにする |
| put off | 後回しにする | 日常的な「あとにする」 |
| postpone | 延期する | 予定などを後の日程へ変更する |
| delay | 遅らせる・遅延 | 予定や進行が遅れる |
日本語ではすべて、
「先延ばし」
「延期」
「後回し」
などと訳されることがあります。
そのため、
単語だけでなく、なぜ後へ延ばしているのか
を見ると使い分けやすくなります。
日常会話ならput offも覚えておくと便利
先延ばしについて英語で話すなら、
procrastinate
だけでなく、
put off
も覚えておくと便利です。
例えば、
「掃除をずっと後回しにしている」
なら、
I keep putting off cleaning.
と表現できます。
「宿題を明日まで後回しにしないで」
なら、
Don't put off your homework until tomorrow.
のように使えます。
procrastination は心理学や生産性について調べるときにもよく出てくる単語ですが、
日常的な「後回しにする」なら、
put off
も使いやすい表現です。
procrastinationについて英語で検索すると情報が増える
procrastination
という単語を知っておくメリットの一つが、
英語圏の情報も検索できるようになること
です。
例えば、
procrastination psychology
なら、
先延ばしと心理学。
procrastination research
なら、
先延ばし研究。
how to stop procrastinating
なら、
先延ばしをやめる方法。
といった情報を探せます。
先延ばしは海外でも長く研究されているテーマなので、日本語だけでなく英語で検索すると、研究論文や大学などが公開している情報も見つけやすくなります。
procrastinationは「怠け」とまったく同じではない
英語の procrastination を理解するときに、
単純な、
laziness
つまり、
「怠け」
と同じものだと考えないほうがよいでしょう。
先延ばしは、
やる必要がある。
やったほうがいい。
と本人も分かっているのに、
後回しにしてしまう状態として扱われます。
一方、
そもそもやる意思がない状態とは区別して考えることができます。
例えば、
「勉強したいし、やらないと困る。でも始められない」
という状態は、
先延ばしとして考えやすい例です。
先延ばしと怠けの違いについては、先延ばしと怠けは何が違う?でも詳しく紹介しています。
procrastinationを使った例文
最後に、先延ばしについて話すときに使える簡単な例文を紹介します。
私は先延ばししてしまいます
I procrastinate.
私はよく先延ばししてしまいます
I often procrastinate.
私はいつも宿題を先延ばしします
I always procrastinate on my homework.
先延ばしするのをやめたいです
I want to stop procrastinating.
先延ばしに悩んでいます
I struggle with procrastination.
それを明日まで先延ばしにしないで
Don't put it off until tomorrow.
会議は来週に延期されました
The meeting was postponed until next week.
同じ「先延ばし・延期」に見えても、
状況によって使う表現が変わります。
Pomolikaでprocrastinationを減らす
procrastination
という英単語を覚えても、
実際の先延ばしがなくなるわけではありません。
先延ばしを減らしたいなら、
今から何をするかを具体的にする
ことが重要です。
例えば、
「英語を勉強する」
ではなく、
「英単語を10分だけ復習する」
とします。
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
やることを一つ決めて、
短い時間から作業を始めるために使えます。
例えば、
Pomolikaを10分に設定。
↓
英単語帳を開く。
↓
10分だけ勉強する。
という形です。
Stop procrastinating.
と思っているだけでは動けないときは、
最初の10分を具体的な行動に変えてみましょう。
まとめ
「先延ばし」を英語で表す代表的な単語が、
procrastination
です。
名詞が、
procrastination
動詞が、
procrastinate
です。
また、
日常的に「後回しにする」と言いたいなら、
put off
も使えます。
予定を延期する場合は、
postpone
が適していることがあります。
つまり、
日本語では同じように、
「先延ばし」
と訳せても、
英語では状況によって使う単語が変わります。
まず覚えるなら、
先延ばし:
procrastination
先延ばしする:
procrastinate
の2つです。
そして、
「先延ばしについて英語でも調べてみたい」
と思ったら、
procrastination
を検索キーワードにしてみましょう。
日本語だけで検索していたときより、先延ばしに関する研究や情報をさらに広く探せるようになります。