「掃除しないといけないけれど、面倒で後回しにしてしまう」
「休みの日に掃除するつもりだったのに、気づいたら一日が終わっていた」
掃除は、先延ばししやすい家事の一つです。
今日やらなくても、すぐに大きな問題が起こるとは限りません。
そのため、
明日でもいいか
と後回しにしやすくなります。
さらに、掃除する場所が増えてくると、
床。
机。
キッチン。
洗面所。
お風呂。
トイレ。
と、やることが多く見えてきます。
すると、
全部掃除するのは面倒
と感じ、さらに始めにくくなることがあります。
掃除を始めるために、部屋全体をきれいにする必要はありません。
まずは、
今から掃除する場所を一つだけ決める
ところから始めてみましょう。
この記事では、掃除を先延ばししてしまう理由と、面倒でも少しずつ始めるための方法を紹介します。
掃除を先延ばししてしまうのはなぜ?
掃除を後回しにする理由は人によって違います。
例えば、
- 面倒に感じる
- どこから始めればいいか分からない
- 掃除する場所が多すぎる
- まとまった時間が必要だと思っている
- 片付けと掃除が混ざっている
- 今日やらなくても困らない
- 疲れている
- もっと楽しいことをしたい
などがあります。
掃除を先延ばししたとき、
自分はだらしない
と考えるだけでは、次の行動につながりません。
それより、
何が掃除を始めにくくしているのか
を確認してみましょう。
「部屋を掃除する」では大きすぎる
例えば、休日の予定に、
部屋を掃除する
と書いたとします。
しかし、「部屋の掃除」にはいろいろな作業があります。
床にあるものを片付ける。
机の上を片付ける。
ゴミを捨てる。
掃除機をかける。
棚のほこりを取る。
水回りを掃除する。
こうして並べると、一つのタスクではありません。
それなのに、
部屋を掃除する
という一つの作業として考えると、かなり大きく感じます。
そこで、
掃除する場所を一つだけ決める
ところまで小さくします。
「全部」ではなく一か所だけ掃除する
例えば、
机の上だけ
と決めます。
それでも大きいなら、
机の右側だけ
でも構いません。
ほかにも、
洗面台だけ。
トイレだけ。
床の見えている部分だけ。
キッチンのシンクだけ。
棚を一段だけ。
というように分けられます。
| 大きな掃除 | 最初にすること |
|---|---|
| 部屋を掃除する | 机の上だけ片付ける |
| キッチンを掃除する | シンクだけ洗う |
| 洗面所を掃除する | 洗面台だけ拭く |
| 床を掃除する | 一部屋だけ掃除機をかける |
| 棚を整理する | 一段だけ整理する |
| お風呂を掃除する | 浴槽だけ洗う |
ポイントは、
掃除を終わらせる単位ではなく、始められる単位
まで小さくすることです。
片付けと掃除を一度にやろうとしない
部屋を掃除しようとしたら、
服が出ている。
郵便物が置いてある。
本が積んである。
使ったものが戻されていない。
という状態かもしれません。
すると、
掃除の前に片付けないと
となります。
さらに、
「これはどこに置こう」
「これは捨てる?」
「収納を変えたほうがいい?」
と考え始めます。
気づけば、
掃除する前に疲れてしまう
ことがあります。
そこで、
片付けと掃除を分ける
方法があります。
まず5分だけ物を戻す。
そのあと床を掃除する。
という形です。
「部屋をきれいにする」という一つの仕事ではなく、
物を戻す
汚れを取る
という別の作業として考えます。
掃除は終わりが曖昧になりやすい
掃除には、
どこまでやれば終わりなのか分かりにくい
という特徴もあります。
床を掃除したら、棚のほこりが気になる。
棚を掃除したら、窓が気になる。
窓を掃除したら、カーテンも洗いたくなる。
やろうと思えば、いくらでもやることが出てきます。
すると、
掃除=長時間かかるもの
という感覚になり、始めること自体が重くなることがあります。
そこで最初に、
今日はここまで
を決めます。
例えば、
机の上が終わったら終了。
洗面台を拭いたら終了。
10分経ったら終了。
という形です。
終わる条件を先に決めると、掃除の範囲を限定できます。
まとまった時間がなくても掃除はできる
掃除について、
休日にまとめて1時間やろう
と考えていると、その1時間を確保できるまで始めないことがあります。
しかし、掃除は必ずしもまとめてやる必要はありません。
5分あれば、
机を拭く。
ゴミを集める。
洗面台を掃除する。
床の一部分に掃除機をかける。
といったことはできます。
まとまった時間が取れないなら、
短い時間で一部分だけ進める
という方法があります。
5分だけ掃除する
掃除を始めること自体が面倒なら、
5分だけ
と決めてみましょう。
例えば、
5分だけ床を掃除する。
5分だけ机を片付ける。
5分だけ洗面所を掃除する。
とします。
5分経ったら、一度やめても構いません。
まだ続けられそうなら、そのまま続けます。
重要なのは、
5分で部屋をきれいにすること
ではありません。
掃除を始めることです。
「部屋全部を掃除する」と考えるより、
5分だけ机を掃除する
としたほうが、何をするかも終わる時間も分かります。
掃除道具を出すところから始める
掃除を先延ばししているときは、
掃除機をかける
ことすら重く感じる場合があります。
その場合は、さらに小さくします。
例えば、
掃除機を出す。
雑巾を用意する。
ゴミ袋を持ってくる。
というところから始めます。
「それだけでは掃除したことにならない」と思うかもしれません。
しかし目的は、
掃除を開始できる状態を作ること
です。
掃除機を出したら、そのまま床を掃除できるかもしれません。
できなければ、次にやることが分かる状態にはなっています。
「あとで掃除する」を具体的な時間に変える
掃除を見て、
あとでやろう
と思うことがあります。
しかし、「あとで」は具体的な予定ではありません。
昼から?
夕方?
夕食後?
寝る前?
決まっていないため、その時間になっても、
またあとで
となることがあります。
そこで、
15時から10分だけ掃除する
と決めます。
さらに、
15時から10分、机の周りを掃除する
まで決めます。
いつやるか。
どこをやるか。
この二つを具体的にします。
「汚くなったら掃除する」だけにしない
掃除を、
汚れが気になったらやる
としていると、毎回開始の判断が必要になります。
今日はまだいい。
もう少し汚れてから。
次の休日にしよう。
と判断できるためです。
そこで、
掃除するタイミングをある程度決める
方法もあります。
例えば、
土曜日の朝に床を掃除する。
入浴前に洗面台を軽く拭く。
ゴミの日の前日に机周りを確認する。
といった形です。
毎回、
今日掃除するべきか
から考えなくて済みます。
ただし、最初から細かい掃除スケジュールを作りすぎる必要はありません。
続けやすいものを一つだけ決めてみましょう。
掃除の計画を作ること自体を先延ばしにしない
掃除を始める前に、
収納方法を調べる。
掃除用品を調べる。
便利グッズを見る。
掃除のルーティンを考える。
チェックリストを作る。
ということもできます。
もちろん必要な場合もあります。
しかし、
掃除するための準備ばかりして、掃除そのものをしていない
なら、一度止めてみましょう。
今ある道具で、
一か所だけ掃除する
ほうが早いこともあります。
先延ばし対策でも、方法を探すこと自体が先延ばしになることがあります。
完璧にきれいにしようとしない
掃除するとき、
せっかくやるなら徹底的にきれいにしたい
と思うことがあります。
すると、
床もやる。
棚もやる。
水回りもやる。
窓もやる。
と掃除の範囲が広がります。
結果として、
今日はそこまで時間がないから、また今度
となることがあります。
そこで、
60点で終わっていい掃除
を作ります。
例えば、
床の目立つゴミだけ取る。
机の上だけ片付ける。
洗面台の汚れている部分だけ拭く。
でも構いません。
毎回大掃除にする必要はありません。
完璧主義と先延ばしについては、完璧主義だと先延ばししやすい?原因と対策を考えるも参考にしてください。
疲れているときは掃除の量を減らす
仕事や学校から帰ってきたあと、
掃除する気力がない
こともあります。
その状態で、
「30分掃除しよう」
と決めても重く感じるかもしれません。
疲れているなら、
やる量を減らす
方法があります。
ゴミを一つ捨てる。
机の上のものを3つ戻す。
洗面台を一度拭く。
という小さな作業でも構いません。
その日は休んで、別の日に掃除するという判断もあります。
大切なのは、
先延ばしをすべて意志の弱さとして扱わないこと
です。
疲れや無気力と先延ばしについては、疲れや無気力で先延ばししてしまう?でも紹介しています。
掃除を先延ばししてしまった自分を責めない
掃除を何日も後回しにすると、
「また掃除できなかった」
「こんなに汚くしてしまった」
「もっと早くやればよかった」
と思うことがあります。
しかし、
過去に掃除しなかったこと
と、
今から掃除すること
は分けて考えられます。
昨日掃除しなかったからといって、今日は部屋全体を掃除する必要はありません。
今から5分だけ机を片付ける。
ゴミを集める。
床を少し掃除する。
そこから再開できます。
先延ばしによる罪悪感については、先延ばしすると罪悪感・自己嫌悪が強くなる?も参考にしてください。
掃除を先延ばししたときの確認リスト
掃除を後回しにしているなら、次のように確認してみましょう。
- どこを掃除したい?
- 一番気になる場所はどこ?
- 掃除する範囲が広すぎない?
- 片付けと掃除が混ざっていない?
- 最初にする一つは何?
- 5分でできるところまで小さくできる?
- 今日はどこまでやったら終了にする?
例えば、
部屋を掃除したい
↓
広すぎる。
↓
机の周りを掃除する
↓
まだ大きい。
↓
机の上にあるゴミだけ捨てる
という形です。
掃除全体ではなく、
次にする一つ
まで小さくします。
Pomolikaで掃除する時間を区切る
Pomolikaはブラウザで使えるポモドーロタイマーです。
掃除を先延ばししているなら、
部屋を全部きれいにする
と考えず、掃除する場所と時間を決めてみましょう。
例えば、
掃除する場所を一つ選ぶ
↓
机の上だけと決める
↓
Pomolikaを5分に設定する
↓
5分だけ掃除する
という流れです。
もう少しできそうなら、
10分。
15分。
と時間を伸ばしても構いません。
一般的なポモドーロでは25分が知られていますが、掃除を始めるために25分へ合わせる必要はありません。
始められる時間にする
ことを優先します。
Pomolikaを使えば掃除そのものが楽しくなるわけではありません。
できるのは、
「全部終わるまで掃除する」から「この時間だけ掃除する」へ変えること
です。
まとめ
掃除を先延ばししてしまう理由には、
- 面倒に感じる
- 掃除する範囲が広い
- 何から始めればいいか分からない
- まとまった時間が必要だと思っている
- 片付けと掃除が混ざっている
- 完璧にきれいにしようとしている
- 疲れている
などがあります。
掃除が重く感じるなら、
部屋を掃除する
という大きなタスクのまま考えないことがポイントです。
机だけ。
洗面台だけ。
床の一部分だけ。
さらに、
5分だけ
でも構いません。
掃除を先延ばししないために、毎回部屋全体をきれいにする必要はありません。
一か所だけ、短い時間だけ掃除する。
まずは目の前で一番気になる場所から始めてみましょう。